大谷 初のシーズン100安打!二刀流復活へスライダーも解禁

[ 2019年8月26日 02:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス2―5アストロズ ( 2019年8月24日    ヒューストン )

<アストロズ・エンゼルス>中前打で相手守備のスキをつき、二塁に滑り込んだがアウトの判定。ビデオ判定の「チャンレンジ」を要求し、その間、セーフのジェスチャーをする大谷(AP)
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 二刀流として、2つの通過点をクリアした。エンゼルスの大谷翔平投手(25)は24日(日本時間25日)、アストロズ戦に「3番・DH」で出場し、5打数1安打。メジャー2年目で初のシーズン100安打に到達した。

 5点ビハインドの4回1死二塁。4度の2桁勝利を誇る先発左腕マイリーの内角低めへのカットボールを中堅へ打ち返した。「打席の中で去年よりいいなと思える感覚があるかどうか。自分の感覚を大事にしたい」。返球が乱れた際に二塁を狙いアウトになったが、打率3割をキープ。昨季の93安打は既に上回っており、日本ハム時代の16年にマークした自己最多104安打の更新も時間の問題だ。

 試合前にはブルペンで34球の投球練習。右肘手術後初めてスライダーを投げた。「怖さはそんなにない。変化球は全体的に切れもいいですし、(曲がり)幅もまずまずで納得。いいんじゃないかなと思います」と笑顔。直球は術後最速の87マイル(約140キロ)を計測しがらも「今日はあんまり出なかった。もっと速い球を投げたい」と、さらなる欲も出るほど順調な回復ぶりだ。

 「プレーヤーズ・ウイークエンド」で着用している黒のユニホームについては「黒は格好いいなと思っています。白よりもいいんじゃないかな」とお気に入りだ。このユニホームは次戦が最後。背中の文字の通り、豪快なアーチで「SHOWTIME」となるか。

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