菊池雄星VS大谷翔平 “日本同窓”米初対決は大谷に軍配!快足飛ばし二塁内野安打

[ 2019年6月9日 11:20 ]

ア・リーグ   マリナーズ―エンゼルス ( 2019年6月8日    アナハイム )

<エンゼルス・マリナーズ>初回2死、二塁内野安打で出塁する大谷(投手・菊池)(撮影・会津 智海)
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 マリナーズ・菊池雄星投手(27)は8日(日本時間9日)、敵地アナハイムでのエンゼルス戦に先発登板。岩手・花巻東の後輩にあたるエ軍・大谷翔平(24)と米初対決した。

 “日本同窓初対決”となった初回2死の場面で、菊池は1ボール1ストライクから外角スライダーを引っかけさせたが、一、二塁手の中間に打球が転がり二塁安打となり、後輩の大谷に軍配が上がった。

 データ解析システム「スタットキャスト」によれば、本塁から一塁までのスピードは、メジャー平均秒速27フィート(時速約29・6キロ)を上回る秒速29・3フィート(時速約32・2キロ)をマーク。エリートレベルの秒速30フィート(時速約32・9キロ)に迫る快足を披露した。

 2回1無死一、二塁からの第2打席は、初球の内角球で叩き一ゴロに打ち取った。

 試合前のフリー打撃では36スイングで柵越え9本と状態の良さをアピール。前回30日の対戦では大谷を休養の意味合いで起用しなかったブラッド・オースマス監督は「日本のファンの皆様は私のことを許していただけますでしょうか?」と笑顔で話していた。

 菊池の大谷との対戦は800日ぶりで、日本時代は、3連続三振後に右翼への二塁打と右前打を許し、計5打数2安打3三振だった。

 菊池は、5月25日(同26日)のアスレチックス戦、同30日(同31日)のエンゼルス戦では球威、切れともなく4回持たずに降板し2連敗。疲労などを考慮して、先発を1度見送り、中8日での登板となった。今季はここまで13試合で3勝3敗、防御率4・43だった。

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