星稜、履正社にサヨナラ勝ち 奥川は6回1失点、毎回の9K

[ 2019年6月9日 13:36 ]

練習試合   星稜4―3履正社 ( 2019年6月9日    星稜高野球場 )

履正社打線を相手に好投する星稜・奥川
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 今春選抜大会1回戦で対戦した両校の試合は星稜(石川)が3―3の9回2死、4番・内山壮真内野手(2年)のサヨナラ本塁打で勝利を収めた。先発・奥川恭伸投手(3年)は6回4安打1失点。毎回の9三振を奪うなど強打の履正社(大阪)を力で抑え込んだ。

 甲子園では3安打完封。17奪三振と完璧に封じたが、相手打線のイメージは当時のものとは異なっていた。

 「対応力というか、変化球にもついてきて粘られて、球をどんどん削って来られている感じだった。パワーアップもしていたし、圧力を感じた」

 最速149キロ直球を軸に、制球に細心の注意を払いながらの投球。0―2の4回1死、甲子園でも安打を許している小深田大地内野手(2年)にカーブを捉えられてソロ本塁打を許したが、失点は最小限にとどめた。春季北信越大会決勝から中4日でのマウンド。「調子がいい方か悪い方かで言えば、悪い方でした。それでも悪いなりにまとめられたことは良かったと思う」と振り返った。

 林和成監督(43)は「打者の体も大きいし、あれだけの圧を感じる打線は全国にもそうない。また対戦させてもらって、いい経験になりました」と話した。奥川は試合を振り返り「改めてイヤなチームだと思った。いい経験になりましたし、次に当たったときは抑えたい」と笑顔で全国の舞台での再戦に思いをはせた。

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2019年6月9日のニュース