阪神ドラ3木浪、ド派手デビュー!初実戦で決勝3ラン 他球団スコアラーも絶賛

[ 2019年2月8日 08:30 ]

阪神紅白戦   紅組10―7白組 ( 2019年2月7日    宜野座 )

6回、木浪が守屋から右越えに勝ち越し3点本塁打を放つ(撮影・山口 和洋)
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 阪神のドラフト3位・木浪聖也内野手(24=Honda)(24=HONDA)が沖縄・宜野座キャンプ第2クール最終日の7日、今キャンプでのチーム初実戦となった紅白戦でプロ初安打が決勝3ランとなる衝撃デビューを飾った。

 ニューフェースが放った目の覚めるような一撃に、歓声続きだった宜野座が最高に沸いた。7―7の最終6回2死一、二塁。木浪がカウント1―1から守屋の144キロ内角直球に右肘をたたんで捉えた打球は、右翼の芝生席中段で弾んだ。

 「みなさんすごい打つなあ…と。(5回の3打席目に)三振した時は、これで最初の実戦は終わりかなと思ったのですが、最後、内角に反応できて、結果が出て良かったです」

 若虎たちがそろってアピールに成功する中、紅組で唯一、無安打だったルーキーが最後の最後に主役になるのだから野球は面白い。厳しい内角球に「自分でもビックリした」という反応で打ち返した。球団新人がチーム初実戦で本塁打を記録するのは03年から始まった宜野座キャンプでは史上初。これ以上ないインパクトを残した。

 一発だけではない。無死一塁で迎えた2回の第1打席ではノーサインの中、初球を一塁線に犠打を成功させた。主軸を打った社会人時代は「機会がなかった」というが、プロでは求められる役割。打ってアピールしたい欲望を抑え、打つだけじゃない魅力も見せつけた。

 「どこでも守れるのが強み」と話すように守備力が最大の武器――だったはずが、いきなり見せたパンチ力に、他球団の007も驚きを隠せなかった。ヤクルトの山口重幸スコアラーが「Aランク。へたすりゃレギュラーを取れる」と絶賛すれば、DeNAの東野峻スコアラーは「そんなに簡単な球じゃなかった。注意して報告しないといけない」と警戒心を強めた。

 想像以上の打力の高さに目を丸くしたのは、矢野監督も同じ。「難しいボールやと思うけどね。反応であそこまで、あの打球で飛ばせるっていうのは、木浪のプラスアルファの魅力。貪欲にレギュラーを狙っていけばいい」と、ライバルと、さらにレベルを上げた競争を期待した。

 「バチバチバトル」として指揮官が定位置奪取に競争を掲げる中、本職の遊撃には、この日3安打した北條、復権を狙う鳥谷らもおり、決着は予想できない。そんな中での鮮烈デビューにも「70点。まだ(守備でゴロの)打球が飛んできていないので」と言った。自信ある守備がホンモノなら、いきなり定位置を勝ち取ってもおかしくない。(巻木 周平)

 ≪初のルーキー初実戦アーチ≫ルーキーの木浪が6回、勝ち越しの3ラン。阪神の新人選手が春季キャンプのチーム初実戦で本塁打を打つのは、沖縄・宜野座キャンプの03年以降では初めて。14年に梅野が2月15日の紅白戦でソロを打ったチーム2試合目を更新した。昨年は2月21日、練習試合の韓国・KIA戦で出た島田の2ランがキャンプ中唯一の新人アーチでチーム6試合目だった。

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