楽天ドラ1辰己、投手寄り立ち位置で快音連発「目で球追わず体の反応で」

[ 2019年2月8日 10:30 ]

楽天・春季キャンプ ( 2019年2月7日 )

フリー打撃で汗を流す辰己(撮影・三島 英忠)
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 【キャンプ追球 ここにFOCUS】自らの反応力を信頼している。だからこそ、楽天のドラフト1位・辰己(立命大)は打席で投手寄りに立つ。左打ちで、後ろの左足を置く位置の目安にしているのはホームベースの先端部分だ。「野球を始めてから、ずっと前に立ってきた」。室内練習場でのフリー打撃で、その立ち位置で好打を連発した。

 打席の一番捕手寄りに立つ選手が圧倒的多数派で、この日の打撃練習でも、同じ左打者の銀次や島内は軸足を打席の最後部に置いていた。両打ちの田中も左打席ではそうする。銀次は「球を最後までしっかり見極めるため」と説明した。

 投手寄りに立てば、速球に差し込まれるリスクが生じる。だが、辰己の考え方は違う。「目で球を追うのではなく、体の反応で打つ。スイングの準備ができていれば、速い球でも反応できる。変えるつもりはない」

 大学時代から変化球より直球を得意にしてきた。独自の打撃理論で、外野手争いを勝ち抜く。(重光 晋太郎)

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2019年2月8日のニュース