サイクル安打の中日・平田 “ブルブル”効果だ「体幹が整う感じある」

[ 2018年8月17日 05:30 ]

セ・リーグ   中日11―5DeNA ( 2018年8月16日    ナゴヤD )

<中・D>7回無死、サイクルヒットを達成し花束を手に声援に応える平田(撮影・後藤 正志)
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 中日の平田良介外野手(30)が16日、DeNA戦でサイクル安打を達成した。プロ野球史上73度目(68人目)。1番で出場した平田は初回に先頭打者本塁打を放ち、7回に5打席連続安打となる左前打で決めた。今季4人目で、中日では16年の大島洋平以来2年ぶり8人目。史上初となる2度目の甲子園春夏連覇を目指す母校・大阪桐蔭にエールを送る快挙となった。

 7回だった。右翼の守備に就いていた平田は「本当はいけない」と思っていても、その裏に回ってくる打席のことで頭の中がいっぱいだった。

 「どうやって(投手は)攻めてくるかな」。単打が出れば、快挙達成となる7回1死無走者。2ボールから高めの直球をシンプルに引っ張った。打球が三遊間を抜けると、笑みが止まらなかった。

 「本当に凄くうれしい。結果は後から付いてくると思っているので、打席ではいつも通り平常心で立つことができました」

 偉業は第1打席から予感させた。4割を超える出塁率の高さを評価され、今カード3戦連続の1番起用。初回に左越えへ6号ソロを放った。先頭打者本塁打は6年ぶりだが、中軸を打つイメージが先行しているため「2本目ですけど、知らないですよね」と苦笑いし「僕の一日が始まった」と言った。

 2回2死満塁から左翼に2点二塁打、4回にも左中間二塁打。5回1死で右翼線へポトリと落ちた打球をソトがそらす間に三塁を陥れた。「天が味方してくれた」と野球の神様に感謝した。サイクル安打達成となった7回の左前打はプロ入り初の5安打。打率も・333でリーグトップに立ち、球団8人目の偉業に花を添えた。

 昨年は6月に右膝を痛め、シーズンを棒に振った。膝への負担を考慮し、オフに10キロ減量。リハビリ中は打撃も見つめ直し、修正ポイントを見つけたことで「大きな波が少なくなった」と故障を無駄にしなかった。今季は新たに「ブルブル」も取り入れた。打席に入ると、体をブルブルと震わせる。「体幹が整う感じがある」。効果は如実に表れている。

 ナゴヤドームでのサイクル安打は、03年の福留(現阪神)以来15年ぶりで「僕が大阪桐蔭に入学した頃」と回想。同じ日に母校は史上初となる2度目の春夏連覇を目指し、8強へ進んだ。「中日もクライマックスシリーズを狙える位置にいる。最後まで気を抜かずに勝ちに向かう」。後輩たちに負けない熱い夏にしてみせる。 (徳原 麗奈)

 ≪シーズン最多は03年の5人≫平田(中)が7月20日阪神戦の桑原(D)以来のサイクル安打を達成した。プロ野球68人、73度目。セでは35人、38度目。チームでは16年7月20日広島戦の大島に次ぎ8人目で8度目。達成回数ではDeNAの9度に及ばないが、8人はDeNA、西武の各7人を抜く最多人数になった。また、今季は柳田(ソ)、山田哲(ヤ)も達成しており、両リーグ4人目、セ3人目。両リーグ4人以上は52年の4人、03年の5人に次ぎ史上3度目。セ3人は97、99、03年に並ぶ最多人数だ。なお、初回先頭打者本塁打を含むサイクル安打は前記桑原以来6人目、チームでは前記大島に次ぎ2人目。

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