【甲子園隠しマイク】横浜・万波 花咲徳栄・野村からの“直球LINE”に仰天も…「俺だよ」

[ 2018年8月17日 10:20 ]

<花咲徳栄・横浜>3回2死一、二塁のチャンスに三ゴロに終わった横浜・万波はがっくり(撮影・近藤 大暉)
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 連日熱戦が続く甲子園。時間制限はあるものの、甲子園中は試合前、試合後と選手、指導者を取材するなど機会も多くあります。ここでは高校生らしいほっこりする話やクスっと笑える小話を聞けることも。紙面の都合で掲載できなかったものを、弊社名物企画「隠しマイク」風にご紹介します。

 ◎背番号11の右腕・渡辺の完封で二松学舎大付を下した浦和学院。試合後取材で継投のタイミングを聞かれた森士監督は「次は小島でいこうと思ってたんですけど」と5年前のエース左腕の名前をポロリ。報道陣がどっと沸くと「あっ、永島の間違いですね。小島がいたらいいけどねえ」。監督にとっては、永遠のエースです。

 ◎7月初旬に練習試合をするなど交流の深い花咲徳栄と対戦した横浜。花咲徳栄の野村とはLINEでつながる仲という万波は、対戦が決まってから野村と連絡をとったかと聞かれ「はい、野村から“先発だれ?”って来ました」。あまりにど真ん中直球の質問に「びっくりしたけど、“俺だよ”って返しときました」。前哨戦で早くも駆け引きが行われていたようです。

 ◎2回戦の広陵戦で右前へ決勝打を放った二松学舎大付・右田。報道陣がズラリと待つお立ち台に向かう道中「うわーめっちゃ緊張する…」とぽつり。取材開始からしばらくたっても「練習や試合より今の方が緊張しています」。初々しく、質問に一生懸命答えていた姿が印象的でした。

 ◎初出場した折尾愛真。日大三に大敗も、主将としてチームを率いた3番・松井主将の素晴らしい人間性にチームメートからも絶賛の声が続出。野元は「同級生だけど、あんな人になりたいと思う。尊敬できる人です」。

 ◎初戦を白星で飾った翌8月8日に誕生日を迎えた前橋育英・清水陽介部長。16日には荒井直樹監督も誕生日とあって、毎年ナインはプレゼントを用意しています。「今年は僕がランニングしているのを知っていたようでランニングシューズをくれました。お金を出し合って買いに行ってくれたみたい。(OBの西武・高橋光成が先発するオリックス戦を見に行く)バスの中でバースデーソングを歌いながら主将の北原が手渡してくれました」。とってもうれしそうに振り返ってくれました。

 節目の100回大会も後半戦の佳境。テレビには映らない、様々な表情をお伝えして行きたいと思います。 (記者コラム・松井 いつき)

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2018年8月17日のニュース