下関国際が初のベスト8 エース鶴田がまた完投 木更津総合は2年ぶり準々決勝進出ならず

[ 2018年8月17日 14:53 ]

第100回全国高校野球選手権記念大会第13日・3回戦   下関国際4―1木更津総合 ( 2018年8月17日    甲子園 )

<木更津総合・下関国際>4回、木更津総合・田中を投ゴロに仕留めてピンチをしのぎ、雄たけびをあげる下関国際・鶴田(撮影・坂田 高浩)
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 第100回全国高校野球選手権大会第13日は17日、甲子園球場で3回戦の4試合が行われ、第3試合では下関国際(山口)が4―1で木更津総合(東千葉)を下し、2度目の夏の甲子園で初の準々決勝進出を果たした。

 先攻の下関国際は初回無死一、二塁の先制機を逃したが、2回は死球と2つの敵失で1点。さらに1死二、三塁で打席に立った1番・浜松(3年)が三遊間を突破して2点目を入れた。

 再三のピンチをしのいで迎えた8回には、木更津総合2番手の篠木(1年)から先頭の2番・甲山(3年)が四球で出塁し、3番・川上(3年)が送って1死二塁。そして今大会まだヒットがなかった4番・鶴田(3年)が一、二塁間を突破して貴重な3点目をもたらした。

 9回には浜松がこの日3本目のヒットとなる右中間への二塁打を放って4点目。投げてはエース鶴田が奮闘し、2失点で3試合連続で完投した。

 後攻の木更津総合は2点を追って迎えた3回、1番・東(3年)が2回戦の興南戦に続いて左越えにソロ本塁打。しかし4回につかんだ無死二、三塁の場面では5番・神山(3年)が三振、6番・太田(2年)が遊ゴロ(三走・山中は本塁でタッチアウト)、7番・田中(3年)が投ゴロに終わってチャンスを逃した。5回も内野安打と死球で1死二、三塁としたが後続が倒れて得点することができなかった。

 6回は2死から6番・太田が右中間に三塁打。ところがここでも下関国際の鶴田の前に7番・田中は三振に終わり、決定打を奪えなかった。

 あせりが出始めたのが7回。先頭の8番・大曾根(3年)が中前打を放ち、代打の古川(2年)がバントで送って1死二塁。ここで東は一邪飛に終わったが、三塁を狙った二走・大曾根はタッチアウトとなった。

 8回も2死満塁まで攻め立てたが代打・松山(3年)は二ゴロに終わって無得点。最後まで鶴田を攻略することができなかった。

 木更津総合は過去2試合で先発した野尻(3年)に代わってリリーフで計3イニングを投げていた根本(2年)が先発。最速147キロの速球は効果的だったが、序盤は変化球でカウントを整えることができず、得意の速球を狙われる形となった。8回からは篠木をマウンドに送ったが、2年ぶりのベスト8にはあと一歩及ばなかった。

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