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丸 広島6人目の2億円超え、セMVP男に笑顔なし「来季こそ日本一」

契約更改交渉を終え、記者会見する広島の丸
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 セ・リーグMVPに輝いた広島・丸佳浩外野手(28)が15日に広島市南区の球団事務所で交渉し、7000万円増の推定年俸2億1千万円で契約を更改した。広島の野手では07年の前田智徳以来の“大台”。6選手の契約を残し、チームの日本人選手の最高年俸となることも濃厚だ。会見ではリーグ3連覇に貢献し、日本一を目指す意気込みを示した。

 報道陣から来季の年俸を問われると、丸は「2億1千万円です」と明言した。金額については言葉を濁すのが通り相場の契約会見にあって、異例の対応。「“チームとしても、お前がMVPだ”という言葉を頂いたのでうれしい」と続けた。

 広島の年俸2億円超えは野村謙二郎、前田智徳、金本知憲、黒田博樹、前田健太に続く6人目。11年目での大台突破も前田智と同じペースだ。名実ともにチームの顔となり、「若手も増えてきたので、行動や取り組み方で示せれば」と表情を引き締めた。

 今季は獅子奮迅の働きだった。全143試合に出場し、打率・308、23本塁打、92打点。171本で最多安打のタイトルを獲得しただけでなく、リーグトップの109得点を挙げた。走者を還し、かつ自らもチャンスメークする。リーグ連覇への貢献度は絶大だ。

 「タイトルを獲れたことは当然うれしい。ただ、いい数字ではあったと思うけど、最高の数字じゃない。まだまだ上はある。ここがゴールじゃない」

 強烈な向上心。MVPという最高の栄誉を手にしても、満足感に浸ることはない。丸の誇るべき値打ちだ。14・5ゲーム差をつけたDeNAにクライマックスシリーズで敗れ、日本シリーズ進出が断たれた悔しい現実も、ハートを刺激する。

 「いいシーズンだったけど、最高のシーズンとは言えない」

 順調なら、来季に国内フリーエージェント(FA)の権利を取得する。目玉の1人になるのは確実だが、「普通にやれば取得できるのは知っているけど、現時点では何も考えていない。来季のことしか考えられない」と話し、雑音を封じた。

 今オフは例年通り、広島を拠点にハードなトレーニングを課し、肉体を追い込む構え。すべては、より高みを目指す来季のためだ。

 「来季こそ最高のシーズンにしたい。プレーで貢献し、日本一を勝ち取りたい」

 会見では一切、白い歯を見せなかった。来季に懸ける丸の覚悟がにじみ出ていた。(江尾 卓也)

 ▽広島選手の年俸2億円以上 日本人選手では16年黒田の6億円以来2年ぶりで、野手では07年の前田智以来11年ぶり。前田智は前年1億8800万円から2200万円アップの2億1000万円とし、00年2億1500万円以来7年ぶり大台復帰を果たしている。

 ≪中村奨に「楽しみ」≫丸がドラフト1位の中村奨(広陵)について初めて言及し、「ポジションが違うので、いち野球人として興味を持ちながら見ていた。あれだけ甲子園を沸かせた選手なので、一緒にやれるのは楽しみ」と歓迎した。助言を求められれば惜しまず答える意向を示し、「いろんな壁にぶち当たると思うけど、はねのけてやってくれると思うし、希望でしかない」と期待した。

[ 2017年12月16日 05:30 ]

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