金津 過疎の中で奮闘、地元と深い結びつき 小学生体験教室も

[ 2017年12月16日 05:30 ]

来春センバツ21世紀枠候補9校発表

北信越地区の21世紀枠候補校に選ばれた金津ナイン
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 過疎に悩む温泉の街から甲子園へ――。北信越地区の候補に選ばれた金津(福井)の中橋朋希主将(2年)は「選ばれるとは思っていなかった。3月(選抜)の準備のための練習をしていきたい」と喜びを控えめに口元を引き締めた。

 1983年創立の公立校。甲子園出場どころか、県4強もなかったチームが秋季福井大会で頂点に立った。原動力は5試合で38得点の打撃だ。11年から指揮する斎藤滋監督(50)は「福井で勝つためには打てなければ勝てない」と練習時間の7〜8割を打撃に充てて強化を図ってきた。振り込んだ自信を胸に県大会2回戦以降はすべて逆転勝ちし、快挙につなげた。

 学校のあるあわら市は人口約2万8000人で、04年の合併発足時からは1割以上も減少。野球少年も減り、小学校では単独チームが組めないことも少なくないという。部では少しでも野球に興味を持ってもらおうと小学生を招いての体験教室を開くなど地元とのつながりも深い。練習キャプテンを務める斉川隼大投手(2年)は「部員が少ない中で考えてやる野球を残していきたい」と力を込める。市で唯一の高校の球児たちはホットな話題を届けるため厳しい冬の練習に励んでいく。

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