鳥谷 3・30開幕G戦で菅野撃ち誓う「しっかり準備したい」

[ 2017年12月16日 05:30 ]

名球会の少年野球教室に参加した(左から)佐々木氏、荒木、松井稼、鳥谷、福留、高津ヤクルト2軍監督
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 阪神・鳥谷が難敵に対する雪辱を誓った。ハワイの子供たちと笑顔で交流した名球会主催の野球教室。常夏の島で心身ともにリフレッシュしていても、来季の話題になると顔つきが瞬時に変わった。来年3月30日に巨人と激突する開幕戦。既に宿敵の開幕投手は菅野に決まった。

 「相手は誰もが認めるいい投手。しっかり準備したい」

 苦戦の連続だった苦い記憶は消すことはできない。個人的には今季は11打数2安打(打率・182)1打点にで抑えられ、チームとしても4度の対戦で2勝1敗、対戦防御率1・74を許した。打線全体でも108打数23安打(打率・213)、1本塁打、6打点。並んだ数字を見ただけでも攻略の難易度の高さが分かる。

 まだ3カ月以上も先で、いまは自らのレベルアップを最優先に置いた。「開幕のことなんて全然考えていない。まだ、そこに立てるかどうかも分からないから。今はとにかくしっかり1年間戦える体を作って、まずは開幕戦に出られるようにしないといけない」。三塁へ本格転向1年目だった今季は打率・293でゴールデングラブ賞に輝いても緩みはない。地位を盤石にした先に菅野との対決を見据えた。(ホノルル・山本 浩之)

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2017年12月16日のニュース