広島・新井、意地のマルチ 背水の第5戦「意地を見せたい」

[ 2017年10月24日 05:46 ]

セCSファイナルステージ第4戦   広島3―4DeNA ( 2017年10月23日    マツダ )

初回2死二塁、右翼線に適時二塁打を放ち、雄叫びを上げる新井
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 セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ(S)は23日にマツダスタジアムで第4戦があり、広島はDeNAに3―4で敗れ、日本シリーズ進出へ王手をかけられた。リーグ優勝のアドバンテージ1勝分を含めても2勝3敗となり、追い込まれた。「6番・一塁」で2試合ぶりに出場した新井貴浩内野手(40)は適時打1本を含む2安打で奮起。24日の背水の第5戦へ「意地を見せたい」と力を込めた。

 2日間の雨天中止を挟んだ2試合連続の1点差敗戦。第1戦に先勝しながら、まさかの3連敗で日本シリーズ進出へ王手をかけられた。深いため息に包まれた本拠地から引き揚げてきた新井は悔しさを押し殺しながら巻き返しを誓った。

 「明日、意地を見せたい。今日は終わったので、また明日に向けていい準備をしたい」

 最年長40歳の奮闘は光明と言っていい。レギュラーシーズンでは対戦のなかったウィーランドとの顔合わせ。初回の第1打席から快音を響かせた。2点を先制してなお2死二塁。1ストライクから外角高めへの直球を逆らわずに打ち返し、右翼への適時二塁打で3点目を叩き出した。

 「得点圏にランナーがいたので、どんどん積極的にいこうと思っていた」

 3―4の6回無死一塁では左前打で好機を拡大。2回以降、打線が記録した唯一の安打だった。満塁までつながりながら無得点に終わっても存在感を見せつけ、緒方監督の起用に応えた。前日22日に緊急合流した安部の先発起用も検討された中、「6番・一塁」で指名された。左腕の今永が先発する可能性もあり、「どちらが来てもいいように」(関係者)との判断だった。

 試合中止になった前日22日には音頭を取って石原、会沢、松山、小窪と広島市内の焼き肉店へ。合流したメヒアとバティスタのドミニカンも引き連れて午後4時から始まった“決起集会”はバティスタが日本語で「カンパイ!」と連呼するなど大盛り上がり。気勢を上げた中、「明日は大事な試合だから」と酒を控え、早めの午後7時ごろ切り上げたという。団結力を深めながら律し、結果を出す。精神的な支柱として申し分ない存在だ。

 緒方監督も「後がなくなった状態になったけど、明日も焦ることなく自分たちの野球をやるだけ」と前を向いた。連勝で逆転突破を果たすのみだ。(柳澤 元紀)

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