DeNA 筒香弾で逆転王手!19年ぶり日本Sへ一気3連勝

[ 2017年10月24日 05:30 ]

セCSファイナルステージ第4戦   DeNA4―3広島 ( 2017年10月23日    マツダ )

4回無死、左越えに本塁打を放つ筒香
Photo By スポニチ

 DeNAが広島を4―3で下し、アドバンテージを含め通算3勝2敗とし、横浜時代の98年以来となる日本シリーズ進出へ王手をかけた。0―3の4回に筒香嘉智外野手(25)が左越え1号ソロで反撃、5回に4安打で逆転した。2日連続で雨天中止となったが勢いは衰えず、レギュラーシーズン14・5ゲーム差からの史上最大の下克上へあと1勝だ。

 先頭で打席に立った筒香は、勝負どころと踏んだ。0―3の4回。「ここは本塁打で流れが変わる。あと1点、相手に取られたら流れを失う」。2ボールからの3球目。外角低めの142キロ直球を強振した。反撃の一発は左翼看板に直撃。ベンチに戻ると、チームメートを鼓舞するように雄叫びを上げ、力いっぱいハイタッチした。

 「ボールが先行していたし、甘く来たら強くスイングしようと決めていた。打ててよかった」

 2連勝して勢いに乗っていたチームだったが、悪天候でCS史上初の2日連続雨天中止となった。仕切り直しの第4戦。「本塁打には力がある」と常々話す主砲の一振りで流れは変わった。5回の4安打での逆転を生んだ。

 「自分のことはどうでもいい。チームが勝てばそれでいい」とチームの勝利を求め続ける男が奮い立った。18日の第1戦。0―3の5回に雨天コールドが宣言され、ベンチでは「え、中止なの?」という声も上がったという。このままでは敗戦を引きずる。そう考えた主将はミーティングを開いた。ブルペンに集め「こういう形で負けてしまったけれど、結果は変えられない。明日に向かっていい準備をしよう」と言った。第2戦から3連勝。チームを正しい方向へと導いた。

 このステージは第3戦まで10打数1安打0打点。個人としても目覚めの一発だった。17日のファーストS第3戦の試合後には、多くの主力が広島に移動する中、1人、中学時代から通う大阪の治療院に向かった。「体を診てもらった」。多くは語らないが、コンディショニングも含めストイックに野球と向き合う姿勢が、ここぞのアーチを生んだ。

 セ・リーグでは史上初の3位からの日本シリーズ進出へ王手をかけた。レギュラーシーズンで14・5ゲーム差をつけられた広島に史上最大差の下克上まで、あと1勝。突破を決めれば、信じる仲間とビールかけが待つ。

 「(勝って)横浜に帰ること、そして日本一になることを目標にやってきた。あと1勝。全員で勝つ」

 横浜時代の98年以来、19年ぶりの日本一まで、気を緩めることは絶対にない。 (中村 文香)

 ◆下克上アラカルト DeNAのレギュラーシーズンは73勝65敗5分けの勝率.529で3位。首位・広島と14.5ゲーム差からの「史上最大ゲーム差」の下克上はなるか。

 ☆過去の最大ゲーム差は7 14年の2位・阪神は首位・巨人に7ゲーム差。CSでは3位・広島を1勝1分けで破り、巨人とのファイナルSは4連勝。

 ☆リーグ3位からの日本シリーズ進出 10年ロッテのみ。CSは2位・西武に2連勝。ファイナルSではソフトバンクに1勝3敗から3連勝。シリーズでは中日を下して日本一に輝いた。

 ☆日本シリーズ進出チームの最低勝率 14年の2位・阪神が75勝68敗1分けの勝率.524。リーグ優勝球団以外の日本シリーズ出場は07年の2位・中日、10年の3位・ロッテ、14年の2位・阪神の3チーム。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「野村克也」特集記事

2017年10月24日のニュース