今永、プロ初中継ぎで完全リベンジ 2回完全「全部初めてで緊張」

[ 2017年10月24日 05:31 ]

セCSファイナルステージ第4戦   DeNA4―3広島 ( 2017年10月23日    マツダ )

7回2死、松山を打ち取り、ガッツポーズで吠える今永
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 まさかの5番手投手のコールに敵地もどよめく。DeNA・今永がマウンドへ。プロ通算46試合で救援登板は一度もない。7回先頭の菊池を三振に斬ると、その後も一人の走者も許さず。予定の2イニングを打者6人で完璧に封じた。

 「全部初めてで緊張もした。しっかり腕を振れたのは、先発した時のヒントにもなる」

 奇策は、指揮官にはゲームプラン通りだった。ラミレス監督が明かす。「ウィーランド6回、今永2回とつなげば勝ち切れると思った」。絶対的守護神・山崎康までどうつなぐか。ウィーランドがつかまり6回無死一、二塁で降板したが、そこは救援陣がカバー。ほぼプラン通りに1点リードを守り抜いた。

 「彼はリリーフで短い回なら148キロぐらい投げられる。何より先発捕手の嶺井との相性を考え、中継ぎ起用を選択した」と指揮官は説明した。今季11勝でチーム勝ち頭、そして、救援経験なしを考えたらできない起用だった。指揮官の思惑通り、最速148キロと先発時より球威が上がり、スライダーも140キロを超えた。「あそこまで出るとは」と今永も驚くほど。加えて嶺井とのバッテリーは防御率1・68を誇る。この日先発のウィーランドと相性の良い嶺井が先発マスクをかぶることで、浜口、井納ら他の先発投手ではなく、つながりも重視して王手へのジョーカーに指名した。当初は雨で流れた21日の先発を予定したが、2日間の雨天中止が決め手となった。

 1年前、今永はファイナルS第4戦で初回6失点KOされ、チームの敗退が決まった。「去年は自分自身のリベンジをと思っていたが、チームがリベンジすることが大事。それには去年広島ができなかった日本一になること」と言い切った。チームとしての総力戦。指揮官の勝負手に、左腕は応えた。 (後藤 茂樹)

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