東大・宮台“上位候補腕対決”完投負け 9球団視察も5失点

[ 2017年10月24日 05:30 ]

東京六大学野球   東大4―5明大 ( 2017年10月23日    神宮第2 )

力投する東大先発・宮台
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 東京六大学野球は1回戦2試合が行われ、東大・宮台康平投手(4年)と明大・斉藤大将投手(4年)のドラフト上位候補左腕対決が実現した。宮台は5失点完投も無念の敗戦。斉藤は6回4失点で勝敗はつかなかった。立大は法大に敗れ、春秋連覇の可能性がなくなった。

 宮台の表情に悔しさがにじんだ。133球、最速146キロをマークする熱投もむなしく8回5失点で完投負け。5回には連続四球に連打で3失点、同点の8回にも四球が絡んで決勝点を与え「走者を背負ってから力みが出た。自分の悪いところです」と肩を落とした。

 ドラフト前、最後の先発マウンドとあって9球団のスカウトが集結。8回に力尽きたが、浜田一志監督は「踏ん張りきれないのが逆に彼の伸びしろなのかもしれない」と擁護した。

 26日にドラフトを控えても「まだ学生野球が残っている」ときっぱり。24日の2回戦へ「もう一度投げられる状態にして臨む」と言った。最後まで諦めない姿勢を見せる。 (松井 いつき)

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2017年10月24日のニュース