【埼玉】「埼玉のドクターK」花咲徳栄・高橋昂、6回完全14K!

[ 2016年7月24日 05:45 ]

<埼玉・花咲徳栄>6回14奪三振と好投した高橋昂

第98回全国高校野球選手権埼玉大会5回戦 花咲徳栄10―0滑川総合

(7月23日 大宮公園)
 第98回全国高校野球選手権大会(8月7日から15日間、甲子園)の地方大会は23日、39大会で148試合が行われた。埼玉大会では3季連続の甲子園出場を目指す花咲徳栄が滑川総合との5回戦で6回コールド勝ち。今秋ドラフト候補左腕・高橋昂也投手(3年)が14三振を奪い、6回参考ながら完全試合を達成した。千葉大会では同じくドラフト候補左腕、木更津総合の早川隆久投手(3年)が強打の東海大市原望洋を相手に完封勝利。24日は34大会で91試合が行われる。

 「埼玉のドクターK」がエンジン全開だ。高橋昂は6回2死から見逃し三振を奪い、涼しい顔でベンチに戻った。その裏に打線が4点を奪い、コールド勝ち。6回参考ながら完全試合を達成し「直球の調子が良かった。素直にうれしい」と自身初の快挙を振り返った。

 4球団10人超のスカウトが見守る中、自己最速にあと2キロに迫る148キロを計測した。2回2死からの9者連続を含む14三振。それも18アウトでの奪三振数である。73球中、ファウルを含めてもバットに当てられたのは17球だけで「緩急を意識して投げられた。三振の数はそんなに意識していなかった」と話した。

 今春のセンバツでは1回戦で秀岳館(熊本)に6回6失点で敗れ、同大会後には背筋を痛めた。投球練習ができない中で、久喜市内の自宅から加須市にある学校までの18キロを走って通い、下半身強化に努めた。今大会直前に投げ込みを開始。1日80球を3日間続けるなど1週間で300球以上投げ、肩のスタミナをつけた。背中を反らせば左右の肩甲骨がくっつくほど肩周りが柔らかく、自宅でも風呂上がりにはストレッチを欠かさない。故障が完治し、持ち前の柔軟性も相まって完全復活を遂げた左腕に、巨人・山下哲治スカウト部長は「先発完投型で即戦力になる」と絶賛した。

 常総学院・鈴木昭、木更津総合・早川、二松学舎大付・大江とともに「関東左腕四天王」と呼ばれている。「明日もあるから気を抜かないでいきたい」。花咲徳栄を2年連続の夏の甲子園に導くため、腕を振り続ける。(寺井 奈々美)

 ◆高橋 昂也(たかはし・こうや) 1998年(平10)9月27日、埼玉県生まれの17歳。小3から野球を始め、栗橋東中では久喜シニアに所属。花咲徳栄では1年秋からベンチ入りし、昨夏の甲子園は3試合に救援登板し、8強入りに貢献した。家族は両親と姉。1メートル81、85キロ。左投げ左打ち。

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