【鹿児島】鹿児島実VS樟南 延長15回死闘も決着つかず…引き分け再試合

[ 2016年7月24日 17:05 ]

第98回全国高校野球選手権鹿児島大会決勝 鹿児島実1―1樟南

(7月24日 県立鴨池)
 第98回全国高校野球選手権大会(8月7日から15日間、甲子園)の鹿児島大会決勝が24日に行われ、鹿児島実と樟南の第1、2シード対決は15回を戦っても決着がつかず、1―1で引き分け再試合となった。

 樟南は初回、先頭・今田の左前打から2死二塁の好機をつくると、4番・河野の打席でけん制悪送球で三塁へ進み、相手の暴投であっさりと先制点。しかし4回、鹿児島実は四球と犠打で1死二塁とし、4番・綿屋の中前適時打で試合を振り出しに戻した。

 その後は両チームとも再三得点圏に走者を出すもあと1本が出ず、1―1のまま延長戦へ突入。引き分け再試合目前の15回、樟南は吉内の左前打から2死一、二塁とし、背番号14の代打・宮下剛が左前打を放ったが、二走・吉内は本塁憤死。どちらが勝っても19回目となる夏の甲子園切符の行方は、再試合へと持ち込まれた。

 鹿児島実のエース・谷村は初回にバッテリーミスから先制点を献上したが、その後は再三のピンチをしのいで15回で225球を投げ抜き、スコアボードに0を並べた。樟南は先発の畠中が5回2安打1失点と試合をつくると、6回からは前日の準決勝・川内戦で13回192球を投げ抜いたエース左腕・浜屋がマウンドへ。139球を投げて7安打無失点、15三振を奪う力投を見せたが、打線の援護を呼び込むことはできなかった。

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2016年7月24日のニュース