【静岡】名門・静岡 戦後初の3年連続甲子園はならず

[ 2016年7月24日 05:30 ]

<浜松商・静岡>1点及ばず敗れ、涙の静高主将・鈴木将(左端)とエース村木(左から2人目)

第98回全国高校野球選手権静岡大会4回戦 静岡3―4浜松商

(7月23日 清水庵原)
 1年夏から甲子園の土を踏み、名門・静岡を支えてきた投打の大黒柱にとってはあまりにも短い夏だった。1点を追う9回2死二塁。最高の場面で打席が巡ってきた鈴木将はあえなく右飛。この瞬間、戦後初の3年連続甲子園出場の偉業は夢と消えた

 「打たされた。悔しい」と涙をこぼしたプロ注目打者。対照的に、腰痛から復活し16Kと意地を見せた右腕は「“何かやってくれるかな”と思ったけど、あいつ(鈴木将)もプロじゃない。負けるときは負ける」と涙なくすっきりした表情で答えた。

 入学から昨夏まで3季連続甲子園出場の2人にとって昨秋からは試練の連続だった。春はセンバツを逃し、2月には村木が離脱。完成度が高かった前チームと比較され、鈴木将が経験値の少ない仲間を鼓舞し続けた。「村木がいなくても勝てるチーム」をテーマに切磋琢磨(せっさたくま)。ようやく本物に近づいた夏目前、エースも復帰した。「個人的には1本出なかったことは悔いですが、チームが理想の形になれたことは良かった」と鈴木将。村木も「チームの一体感が出ていた」とうなずいた。

 最強コンビの野球人生はこれからが熱い。鈴木将がプロ、村木は大学進学を目指す。それぞれ躍動する瞬間を見据え準備に入る。 (小澤 秀人)

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