【亀山つとむの視点】若虎は戦う姿勢取り続けろ、結果気にするな

[ 2016年7月24日 08:35 ]

<広・神>3回表、マウンドで香田投手コーチ、杉本チーフトレーナーと話す岩崎

セ・リーグ 阪神0-7広島

(7月23日 マツダ)
 これだけ負けが込んでくるとチームは重たい雰囲気に沈んでしまう。そんな中でも若手選手は戦う姿勢、ファイティングポーズを取り続けなければならない。力がないのだから、結果を気にかける必要はない。それよりも、いま、取り組んでいることを根気強く継続してやっていくこと。練習で、できていても試合でできなったことを課題として、また練習する。来年、花を咲かせるためにも、いまが大事。チームの勝敗に関係なく、その気持ちだけは忘れないでほしい。

 明るい材料と言えば4回からマスクをかぶった坂本だった。テンポの良さは、ルーキーとは思えない。岡崎が欠けた現状を考えると、ディフェンス面で優位に立てるチャンスはある。この日も自分が組み立てたプラン通りに、投手陣をリードできていた印象を持った。

 松田、島本も単発でなら結果を出せる力はつけている。今後、1軍に定着し、戦力として台頭するためには継続性。厳しい戦いが続くが、だからこそ、こういう展開で彼らに場数を踏ますのも、成長を促すためには有効だろう。(スポニチ本紙評論家)

続きを表示

2016年7月24日のニュース