阪神・能見 打って投げて二刀流星 6回1失点だ犠飛だ

[ 2016年5月25日 05:30 ]

<ヤ・神>6回1失点で3勝目を挙げた能見

セ・リーグ 阪神7―5ヤクルト

(5月24日 神宮)
 阪神・能見が6回1安打1失点の好投で、4月24日広島戦(マツダ)以来、4試合ぶりとなる今季3勝目を挙げた。

 「飛ばした訳じゃないけど、真っすぐの質は良かった。それで押せていけました」

 最速147キロを計測するなど直球が走った。唯一の正念場は4点リードの4回。無死一、二塁でバレンティンの打球が二塁手・北條の手前でイレギュラー、中前適時打で1点を失い、なおも1死三塁と苦境は続いた。しかし、“真っ向勝負”のスタンスは変わらない。雄平には内角に投げ込み二飛、畠山は外角いっぱいを攻めて二ゴロ。いずれもストレートで仕留め、最少失点で窮地を切り抜けた。

 打撃でも魅せた。2回2死一塁の第1打席は四球で出塁し、続く北條の中堅フェンス直撃の一打で、一塁から激走し2点目のホームを踏んだ。3回1死満塁の第2打席では、4球ファウルで粘ってからの8球目、低め直球をすくい上げ中堅へ。プロ初となる犠飛で貴重な追加点を叩き出した。

 実は左肘に不安を抱えていた。6回90球、3点の援護があってマウンドを譲ったのも、それが理由。「僕には聞かないで」とかわした左腕に代わって、金本監督は「ちょっと肘の不安がまだあるからね。本来なら、もう1イニング、球数的にもいけたんだけどね。肘が不安があるから」と説明した。

 5月につかむ白星は特別な意味を持つ。シーズン中に迎える長男と長女の誕生日には、当日に一番近い日に手にしたウイニングボールを誕生日プレゼントとしてきた。次男・竜成君(3)は1月3日生まれ。千江子夫人の提案で5月5日の子どもの日を“次男の日”に決めた。今年の5月は3戦1敗。「シーズン中はなかなか一緒に遊びに行けないし、いつも以上に勝ちたい思いは強いよ」。やっとの思いで、つかんだ愛息への贈り物。28日に37歳になる父親の意地だった。 (湯澤 涼)

 ▼阪神・香田投手コーチ (能見について)粘り強くいくのがテーマだった。(6回での降板は)まぁ、いろいろあるわけよ。

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