楽天「育成チーム」でチーム力UPへ ドラ4堀内ら若手実戦の場に

[ 2016年5月25日 08:30 ]

24日に実戦デビューした楽天・堀内

 楽天が若手選手の実戦経験を増やすために「育成チーム」を結成した。24日に仙台市の泉練習場で初戦を迎え、社会人のバイタルネットと対戦。2―6で敗れたものの、この試合でドラフト4位・堀内謙伍捕手(19)が実戦デビューを果たした。公式戦ではないため特別ルールが適用され、打席こそ立たなかったが、先発マスクをかぶり、プロでの第一歩を踏み出した。

 静岡高では3季連続で甲子園に出場。昨夏は同期でドラフト1位・オコエやロッテ・平沢らとともに高校日本代表に選ばれ、U18W杯ではベストナインに選出された逸材だ。だが、久米島での春季2軍キャンプ中の2月2日、右手有鉤(ゆうこう)骨を骨折。わずか数日でチームを離れた。

 「高校2年ぐらいから痛くて、我慢してやっていたんですけれど、キャンプですごい数のバットを振って、痛みでバットが振れなくなりました」

 プロ入り早々、出遅れたルーキーは悔しさをにじませながら当時の状況を振り返った。同19日に都内の病院で手術。術後は静岡の実家に帰り「汗をかいちゃダメだったので」と安静に過ごす日々が続いた。

 3月1日に卒業式を終え、翌2日に抜糸。その後は仙台に戻り、泉練習場でリハビリに励んだ。幸い、ミットをはめる左手は問題がなかったため、ブルペンで先輩投手たちのボールを捕球。「ストレートは刺さってくる感じがしたし、変化球もスピードがあった」と高校とはレベルが違うことを実感した。

 手術を受けた右手も次第に回復し、今月に入ってフリー打撃を再開。配球を学ぶため、2軍戦にベンチ入りする日もあったが、出場は叶わなかった。プロ入りから3カ月以上が経ち、ようやく実現した実戦デビュー。打者としての出場はお預けとなったが「今年中に初ヒット、初ホームランが打てれば」と意気込む。

 育成チームは今後、社会人や大学生、クラブチームを相手に年間約30試合を行う予定。堀内をはじめとする若手選手たちが、これまで以上に実戦経験を積むことでレベルアップにつながると期待する。それがチーム内に競争意識をもたらし、いずれはチーム力のアップになるはずだ。(記者コラム・徳原 麗奈)

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