ソフトB新22点!先発全員打点 長谷川「7回の0が逆に目立つ」

[ 2016年5月25日 05:30 ]

<ソ・オ>初回1死二塁、左中間に2ランを放つ柳田

パ・リーグ ソフトバンク22―6オリックス

(5月24日 ヤフオクD)
 猛打が止まらない。ソフトバンクは24日、今季両リーグ最多の22得点の猛攻でオリックスに圧勝した。初回に柳田悠岐外野手(27)が左越え6号2ランで打線に火をつけ、3回に適時打3本で5点、4回は4つの押し出し四球などで8点を挙げるなど、攻撃の手を緩めなかった。ソフトバンクとなった2005年以降、22得点は最多。13年ぶりの先発全員打点も記録し、5月の月間勝ち越しも決めた。

 ヒーローが固まった。お立ち台に上がった柳田はアナウンサーから「全打席出塁です」と水を向けられると「アウトになってますけど…」と戸惑いの表情。決勝2ランを含む2安打4打点3四球で5度出塁したが、打者一巡の猛攻だった3回の2度目の打席の左飛が忘れられていた。ただ、開幕から不振にあえいだ男はすこぶる上機嫌。「しっかり、スコア付けてください」と一笑に付した。

 ソフトバンクとなった05年以降、最多の22得点の猛攻。全ての始まりは柳田の一発だった。初回1死二塁、ディクソンの投じた125キロナックルカーブを逆方向の左翼席へ2試合連続の6号2ラン。22日の西武戦(西武プリンス)は、チェンジアップに泳がされながらも右中間席へ5号を放った。その下半身の粘りをヒントにした一発。「しっかりと下(半身)で粘ることができた。手応えはありました」。3、4月は2本塁打に終わったが、この打席は軸が全くぶれなかった。

 このアーチで敵は恐れをなした。3点リードの3回無死、一発を警戒された柳田の四球が、大量点を呼ぶ。内川の左前打で無死一、三塁とし、長谷川の左前適時打などこの回3本のタイムリーを含む5安打を浴びせて一挙5得点。工藤監督は「あれ(初回の2ラン)で(ディクソンの)リズムが崩れたと思う」と柳田の働きを称えた。

 猛攻は止まらない。4回には相手救援陣の制球難にもつけ込み、4つの押し出し四球などで一挙8点を奪う。2イニング連続の打者一巡の猛攻。5回には4点、6回にも1点を加え、先発全員打点で20点の大台を超えた。スコアボードに唯一、「0」が表示されたのは、7回だけ。4回の満塁一掃二塁打を含む3安打5打点で柳田とともにお立ち台に上がった長谷川は、スコアボードを振り返り「凄い。7回の“0”が逆に目立ちますね」と観衆の笑いを誘った。

 この3連戦は「ルーフオープンデー」で屋根を開けるはずだったが、雨天のため閉じたまま。だが、得点だけは「天井知らず」だった。柳田は「屋根が閉まっていてよかった」と風の影響を受けなかった一発にニヤリ。「(22得点は)初めての体験。楽させてもらった」。指揮官の口からはついつい本音が漏れた。 (福浦 健太郎)

 ▼ソフトバンク・高谷(自身初の1試合4安打)とにかく次につなぐことを考えていつも打席に立っているので、今日はいい結果になってよかった。

 ≪ダイエーで29点≫ソフトバンクが先発全員打点で今季両リーグ最多の22点を挙げ大勝。22得点以上はダイエー時代の03年8月1日(スコア29―1)、先発全員打点は同年7月27日(26―7)のともにオリックス戦で記録して以来、球団13年ぶり。また14四球は、91年5月22日の日本ハム戦に次ぎ、2リーグ制後2度目の球団タイ記録(球団記録は38年ライオン戦の17)。

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