阪神ゴメス止まらん!6試合連続打点で能見を強力援護

[ 2015年8月12日 08:15 ]

<神・中>1回1死二・三塁、ゴメスが右前に先制適時打を放つ

セ・リーグ 阪神3-1中日

(8月11日 京セラD)
 舞台を京セラドームに移しても、阪神・ゴメスの勢いは止まらない。そのバットで6試合連続打点となる先制点を叩き出し、能見を強力援護した。

 「完全に詰まった打球になったけど、外野手の前に落ちてくれてラッキーだったよ」

 初回1死一、三塁。内角高め136キロ直球にバットを折られながらも、インサイドアウトのスイング軌道で逆方向へと運んだ。技ありの右前先制打。内野ゴロだけは禁物の場面だったが、「“ゴロを打ちたくない”と意識しすぎて、逆に打ってしまうと嫌だから。頭をクリアにして、“無”で甘い球を打つことだけを考えていた」。その道の達人のみが至ることのできる「無の境地」で、好球必打を実行した。

 「チームに貢献することが一番(大事)。初回にできて、よかったよ」

 “ゴメス神話”の復活だ。今季、ゴメスが先制安打を放った試合では、6試合目まで同一リーグ相手にチームも全勝を継続していた。だが7度目となった7日のDeNA戦(横浜)で初黒星。一度は崩れた“神話”に8度目の先制安打で新たな1ページを書き足した。チームも先制した試合では43勝16敗1分け、勝率・729。今季の和田阪神は、先手必勝。その原動力こそ、ゴメスのバットだ。

 「自分としては、慣れたとは思いませんね」

 高温多湿の日本の夏。常夏のドミニカ共和国出身のG砲でも、完全に順応するのは難しい。だから、バットで暑気払いしている。夏到来とともに状態も上昇。後半戦に入った7月20日以降、18試合で打率・333、1本塁打、12打点を記録し、その間はチームも12勝6敗。上昇カーブを描く主砲の状態が、チーム成績に直結している。

 6月下旬、同郷のペレスが阪神に加入した。入団決定直後、“後輩”と電話で話した際の第一声は「一緒にタイガースの優勝に貢献できるよう頑張ろう」だったという。個人記録重視の外国人選手が多い中、チームの勝利を最優先するG砲。常に「侍」の魂を胸に宿し、戦いに臨んでいる。(惟任 貴信)

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2015年8月12日のニュース