秋田商、接戦制し16強一番乗り!“石川二世”成田翔16K完投

[ 2015年8月10日 16:28 ]

<秋田商・龍谷>力投する秋田商の先発・成田翔

第97回全国高校野球選手権大会2回戦 秋田商3―1龍谷

(8月10日 甲子園)
 第97回全国高校野球選手権大会第5日は10日、甲子園球場で3試合が行われ、2回戦に突入した第3試合では、2年ぶり18回目出場となった秋田商(秋田)が20年ぶり3回目出場の龍谷(佐賀)を3―1で破り、ベスト16進出一番乗りを果たした。

 秋田商の左腕エース、成田翔(かける)投手(3年)が先発全員から16三振を奪う快投で9回を3安打1失点。身長1メートル68と小柄ながら初回からテンポ良く投げ、緩急をつけた投球で初回から2回にかけ4者連続空振り三振に斬って取るなど4回まで無安打に抑えた。1―0で迎えた5回、初めての安打を許してから連打と味方の失策で1点を失ったが、5回までに2桁の10奪三振をマーク。

 秋田商OBでもある太田直(すなお)監督は、高校3年の時に現ヤクルトの石川雅規投手とバッテリーを組み、主将として甲子園に出場。石川は身長1メートル67で、成田翔は同1メートル68と1センチ違いで同じ左腕。比べられることも多いが、「球のキレは石川より上」という太田監督の期待に快投で応えた。

 打線は初回、2死二塁から小南の右前打で先制。5回には守備の乱れもあって1点を失い同点とされたが、1―1で迎えた8回、2死一、三塁から工藤の中前打で勝ち越し。さらに会田の右前打でもう1点を加えて逃げ切った。

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