場外漫談!「イチさ~ん」ムネが練習乱入!イチ「アホですよ、アホ」

[ 2015年6月10日 05:30 ]

<ブルージェイズ・マーリンズ>イチさ~ん!オイ、練習中だぞ…。川崎(左)の乱入にイチローもびっくり

インターリーグ マーリンズ3―11ブルージェイズ

(6月8日 トロント)
 爆笑のイチ&ムネ劇場だ。マーリンズのイチロー外野手(41)とブルージェイズの川崎宗則内野手(34)が8日(日本時間9日)、トロントでの交流戦でともに9番打者で先発出場。川崎が今季初打点をマークするなど、仲良く3打数1安打で共演した。試合前にはマ軍のウオーミングアップに川崎が乱入するひと幕も。イチローと並んでストレッチをしながらトークを展開するなど、4年連続で実現した師弟対決で2人の笑顔があふれた。

 川崎はその瞬間を狙っていた。自軍の試合前練習後、一度はクラブハウスに引き揚げたが、マ軍ナインがウオーミングアップを始めると、イチローめがけて駆け寄った。

 川崎「イチさーん!来ましたよ!」

 イチロー「凄いな~。俺がいて(川崎がメジャーに)いなかったとき、ないな」

 川崎「ないですよ~」

 イチロー「凄いな、おまえ!」

 川崎「これ、えぐいよ。奇跡だもん。最高!」

 あいさつに続き、無邪気にマ軍ナインに交じってストレッチをいつまでも続けた川崎。「あいつは突き抜けているからあのへんが許されるけど、通常はあり得ない」とイチローは苦笑いしたが、試合が始まればお互いに戦闘モード全開だった。

 まずは川崎だ。初回、5点を先制しなおも2死二塁。ハンドの速球を叩きワンバウンドで左翼フェンスを越える適時二塁打。今季10打席目での初打点だった。前日は9回に逆転サヨナラ劇の口火となる二塁打を放ち「目をつむって打った」と言っていたが「きょうも活躍しましたね。1回だけ。きょうは目を開けて打った」と相手左腕をKOした一打に胸を張った。

 先輩イチローも負けていない。5回2死から中前打。すかさず今季4個目の盗塁となる二盗を決めた。この日は約1カ月ぶりに右翼で先発出場して、5月22日以来となるフル出場。「打席もそうだけど、守備に就いてゲームをやるというのはめっちゃ楽だよね。ベンチに座っていたら、みるみる痩せていく感じだもんね」と独特の表現で振り返った。

 川崎にとっては幸運とも呼べる今回の師弟対決の実現だった。再昇格した5月31日の時点では数日間のプレーの予定だったが左肩痛のため故障者リスト(DL)入りしている正二塁手トラビスの回復が遅れ、今季唯一のマーリンズ3連戦まで生き残った。

 「(イチローの)邪魔をして、打てないようにしてやろうと思っていたんだけど、1本打ちましたね。何も変わっていないです。素晴らしいです」。最後まで無邪気な弟分の川崎だったが、イチローは「アホです。アホ」と試合前のひと幕を踏まえながらあきれ気味。それでも「あそこまでやったら誰も何も言わないよ。凄いよね」と続けた顔は、何ともうれしそうだった。

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