マー君 シャーザー相手に快投「粘っていくしかないと思っていた」

[ 2015年6月10日 12:16 ]

<ヤンキース・ナショナルズ>先発したヤンキースの田中(AP)
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インターリーグ ヤンキース6―1ナショナルズ

(6月9日 ニューヨーク)
 ヤンキースの田中将大投手(26)は9日(日本時間10日)、ニューヨークでのナショナルズ戦に先発し、7回87球を投げて5安打無四球6奪三振1失点の好投で今季4勝目(1敗)を飾った。

 試合前はナショナルズ先発の13年サイ・ヤング賞右腕シャーザーとの対決に注目が集まった。田中はシャーザーとの投げ合いに勝利して「シャーザーが相手ということでなかなか点を取れない難しいピッチャーだと思っていた。自分がしっかりと粘ってゼロに抑えていくしかないと思っていました」と振り返った。

 1点リードの4回にはハーパーにソロ本塁打を浴びたが「失投は失投ですけど切り替えることができた。点を取ってもらった次の回は自分でも意識してマウンドに上がっている。きょうは勝ったからよかったですけど、自分の中では反省しないといけない」と唯一の失点が反省材料となった。これぞメジャーという中堅の最も深いところに飛ばされたことには「あそこにホームランというのは日本ではなかなかない」と相手に脱帽していた。

 4月12日のレッドソックス戦以来の本拠地登板に「地元ファンの方にいい投球を見せたい」と言っていた田中だったが、この日の快投に「チームも勝ちましたし、そういう中でもよかったと思います」と話し、勝利を素直に喜んでいた。

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