ダル ツイッターでも手術報告「野球界にプラスになるよう」

[ 2015年3月14日 10:40 ]

じん帯修復手術を受ける事が決まり、記者会見するレンジャーズのダルビッシュ

 レンジャーズのダルビッシュ有投手(28)が13日(日本時間14日)、自身のツイッターを更新。17日(同18日)に右肘のじん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けると報告。「ポジティブにしか考えていないですし、野球界にプラスになるよう取り組んできます」と心境をつづった。

 「私事ですが、トミー・ジョン手術を受けることにしました。痛みはないのですが、シーズン中に切れてしまうと来年まで働けなくなるので、そのリスクを改善するための手術になります」
 
 同僚の藤川らを執刀したジェームズ・アンドルーズ医師が担当する。全治は1年以上で、今季中の登板は絶望となった。

 今月5日のロイヤルズ戦で右上腕に張りを訴え、翌日の検査で「右肘内側側副じん帯部分断裂」が判明。「すべての可能性を探りたい」と話していた右腕は、肘手術の権威の医師2人に第2、第3の見解を求めた結果、手術が最良の選択と判断した。

 仮に保存療法であるPRP療法を選択しても、6週間はノースローで復帰までに約4カ月。今季中に復帰しても、その後も常に手術の可能性という「爆弾」を右肘に抱えることになる。リハビリ過程で痛みが再発し、最終的に手術を選択した場合は、来季中の復帰まで危ぶまれる。

 2012年に6年契約で入団した右腕は、17年シーズンまであと3年間契約を残すだけに、最悪のシナリオを避けた形。復帰まで1年以上を要する同手術だが、成功率は9割近いとされる。来季の完全復活を目指し、メジャー屈指の右腕が長いリハビリ生活に入る。

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