「2点あれば大丈夫」152キロ右腕、県岐阜商・高橋が完封宣言

[ 2015年3月14日 06:50 ]

抽選ボードを背に笑顔でシャドーピッチングする県岐阜商・高橋

第87回選抜高校野球大会組み合わせ抽選会 県岐阜商―松商学園

(3月13日)
 最後の16カード目に決まった県岐阜商の相手は、隣県の松商学園。会場の座席も隣とあって、プロ注目右腕の高橋は「まさか、びっくり」と目を丸くした。引き当てたのは4日目第2試合。「3日目の第1試合を狙ったけど、ニアピンですね」と笑わせた。

 春夏通算56度目の出場に対し、相手も通算51度目。高橋は「うちよりさらに伝統校というイメージ」と敬意を表したが、試合となれば話は別だ。「初戦は完封したい。理想は5―0。(援護は)2点あれば大丈夫です」と豪語した。

 8日の練習試合で自己最速タイの152キロをマーク。12年に藤浪(阪神)らが記録した大会史上最速の153キロ更新へ期待は膨らむ。昨秋公式戦の大半は直球とカーブのみで投球を組み立てたが、スプリットとスライダーを解禁すれば、さらに凄みは増す。出場32校中、主将を務める投手は高橋だけ。小川信和監督が「ここまでは最高の主将」と信頼を寄せる大黒柱が、1940年以来75年ぶりの頂点をたぐり寄せる。

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