大嶺弟MVP!ロッテ弟日本一に 猛打賞、来季1軍へ弾み

[ 2014年10月5日 05:30 ]

ファーム日本選手権を制しナインから胴上げされるロッテ・青山2軍監督

ファーム日本選手権 ロッテ6―4ソフトバンク

(10月4日 KIRISHIMAサンマリン)
 ファーム日本選手権が4日、宮崎市のKIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎で行われ、イースタン・リーグ覇者のロッテがウエスタン・リーグ覇者のソフトバンクに6―4で逆転勝ちし、2年ぶり4度目の優勝を飾った。最優秀選手には1本塁打を含む3安打を放ったロッテ・大嶺翔太内野手(23)が選ばれた。

 心機一転して臨んだ1年を最高の形で締めくくった。ロッテの大嶺翔は同点弾を含む3安打の活躍でMVPを獲得し「最高です」と笑みを浮かべた。

 1点を追う4回。先頭打者で初球のスライダーを完璧に捉えた。「低かったけど、うまく踏み込めた。完璧でした」。打球は逆風を切り裂いて左中間席へ飛び込んだ。「あの本塁打でMVPもあるかなと思った」。8回に中前打、9回にも左前打を放ち、チームに流れを引き寄せた。

 昨年8月、千葉県出身の一般人女性と結婚し、9月27日には第1子となる長女が誕生。守るべき存在ができたことで、プロ5年目の今季を勝負の1年と位置づけた。8月7日の楽天戦(QVCマリン)でプロ初先発すると、初安打を本塁打で飾った。今江や角中に積極的にアドバイスを求め、持ち前の打撃センスが開花しつつある。

 賞金50万円の使い道を聞かれると、「クリスマスに、家族にサプライズでプレゼントしたい。でも、ここで言ったらサプライズにならないですね」。最後はおどけてみせたが、来季の1軍定着に弾みをつける活躍だった。

 ▼ロッテ・青山2軍監督 ピッチャーはガタガタといきそうなところを粘ったし、みんなが頑張った。ファームでもみんなが一生懸命やって勝つのはうれしい。

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2014年10月5日のニュース