DeNAグリエル 父子鷹だ!サポート役の父は日本でプレー経験あり

[ 2014年5月31日 05:30 ]

ハバナの空港に到着したDeNA入りするグリエル(中)と父のルルデス氏(左)(AP)

 DeNAと契約したワールド・ベースボール・クラシック(WBC)キューバ代表のユリエスキ・グリエル内野手(29)が31日に来日する。異国での生活をサポートするのが、父・ルルデス・グリエル氏(57)。92年バルセロナ五輪の同国代表でもある父は、日本の社会人野球でのプレー経験があり、日本野球も熟知している。最下位脱出の起爆剤と期待される「キューバの至宝」は、父子鷹で旋風を巻き起こす。

 これ以上心強い存在はいない。グリエルに近い関係者は父・ルルデス氏について、こう語った。

 「野球が好きで好きでたまらない人。社会人野球でプレー経験もあるし、グリエルも尊敬している。彼が日本に来ることは大きな力になる」

 キューバ代表としてWBCに3度出場したグリエルだが、父も肩書では負けていない。92年バルセロナ五輪で金メダルを獲得するなど、代表で10年以上活躍した。さらに日本との縁も深く、社会人野球でプレー。いすゞ自動車の一員として出場した98年の都市対抗では本塁打も放っている。

 DeNA入りに際しても、父の後押しがあった。池田純球団社長が今月中旬にキューバを訪問した際には息子とともに対面。「日本の投手は変化球攻めが多いのか?」「(いすゞ自動車で本拠地だった)藤沢の球場は西日の時間帯にフライが見づらかったが、横浜スタジアムはどうか?」など質問攻めしたという。入団決定後も、球団から受け取った日本の公式球を使い、グリエルの練習をサポート。来日は少し遅れるが、息子が日本で適応するために二人三脚で支えていく。

 グリエルは31日に来日し、6月3日のイースタン・リーグ・西武戦(西武第2)で実戦デビューすることが濃厚。首脳陣は体調面をチェックした上で1軍合流の時期を見極める方針だ。中畑監督の構想は二塁。その場合、二塁の石川が外野に回り、中堅・荒波、左翼・筒香の3人から1人が先発を外れることになる。ただ、グリエルは本職の三塁に加えて「遊撃手もできる」と話しており、遊撃で起用できれば、最近5試合で打率4割と好調の石川を二塁に固定し、超攻撃的布陣を敷くことも可能だ。

 「野手のMVPになるぐらいでないと(上位浮上には)間に合わない」と大きな期待を寄せる中畑監督。日本に精通した父の全面サポートを受け、「キューバの至宝」がDeNAの救世主となる。

 ◆ユリエスキ・グリエル 1984年6月9日生まれ、キューバ出身の29歳。国内リーグのサンクティ・スピルトゥス所属。走攻守そろった内野手として02年にキューバ代表入りし、以降ほぼ全ての国際大会に出場。04年アテネ五輪金メダル、06、09、13年WBC出場。06年は二塁手でベストナインを獲得した。1メートル83、88キロ。右投げ右打ち。

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