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原監督「ジレンマもあるでしょう」…不振長野に個別指導

[ 2014年5月31日 05:30 ]

原監督(左)の指導を受けて打撃練習を行う長野

 その一角だけが、独特の緊張感に包まれた。甲子園の室内練習場。アップを終えた巨人・長野に、原監督が声をかけた。「(練習)やるか?」。「お願いします」と背番号7も即答。約1時間のマンツーマン指導が始まった。

 原監督は手にしたバットを、高め、低め、内外角とコースに合わせて置く。長野はそこを目がけて何度もスイングし、バットの軌道を確認した。指揮官自ら、素振りを披露して手本も示した。その後のティー打撃では、丁寧にトスも上げた。

 長野は最近5試合は15打数1安打、打率・067と不振に陥っている。25日の日本ハム戦(東京ドーム)からは3試合連続で打順が9番に下がり、29日の楽天戦(同)も8番だった。シーズン中に、しかも報道陣から見える場所で、主力選手に付きっきりで指導するのは異例のことだ。

 責任感の強い長野は、自身のふがいなさを胸にしまい込むように、報道陣にはコメントを残さなかった。代わって、最後にフリー打撃を後ろから見守った原監督は「自分のスイングをできるようにすること。練習ではできているスイングが試合ではできていない」と現状の課題を説明した。

 31日のオリックスの先発は、防御率1・41の金子。次カード(3、4日)のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)には摂津の先発も予定されており、日程に余裕のある交流戦はエース格との対決が増える。交流戦のチーム打率・240は両リーグ10位。原監督が「ジレンマもあるでしょう。(本来は)できる人なわけだから」と期待するように、長野の復調は首位奪回には必要不可欠だ。

 敵地でみっちりと行われた熱血指導。長野の浮上のきっかけになるか。

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