内川 交流戦で復帰の可能性「ダラダラするつもりはない」

[ 2014年5月31日 05:30 ]

リハビリを行う内川

 右大臀(でん)筋肉離れで26日に出場選手登録を抹消されたソフトバンク・内川聖一外野手(31)が、交流戦期間中に復帰する可能性が出てきた。

 30日、福岡市の西戸崎室内練習場でリハビリを開始し、復帰目標について明言こそしなかったが「一日でも早く」と意欲を見せた。

 「交流戦はいつまで?」と報道陣に逆質問した内川。ソフトバンクは6月22日の巨人戦(東京ドーム)で全日程終了の予定で「その頃には…」と続けた。この日は午前8時ごろからリハビリを開始。前日まで完全休養に充てていたため、まずは動く準備にじっくり時間をかけた。その後、屋外でのウオーキング、さらにウエートルームでの柔軟体操とメニューをこなした。ハリ、電気治療、超音波治療にも3時間ほどかけた。

 「(肉離れを)やった直後と比べると全然痛くない。ちょっと動けそうな気はしてきた」とリハビリ初日の感触は上々の様子だった。復帰までにランニング、打撃、守備と一つずつハードルをクリアしていく。

 内川は「状況を見ながらになってくる。しっかりと守備までやっていかないと」と慎重に話したが、早期復帰の期待は高まる。「代打、DHの可能性をまず検討する」と小川ヘッドコーチ。交流戦終盤の日程はヤクルト戦(17日・鹿児島、19日・神宮)、巨人戦(21、22日・東京ドーム)とDH制採用のセ・リーグ主催試合。代打か指名打者での復帰なら負担も軽くなる。

 「体も心もいい状態で戻りたい」。再発防止に焦りは禁物。それでも内川は「ダラダラするつもりはありません」と復帰の青写真を描きながら話した。

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2014年5月31日のニュース