小久保の“伝説” 骨折者を背負って下山 

[ 2012年6月25日 07:48 ]

パ・リーグ ソフトバンク0-6日本ハム

(6月24日 ヤフーD)
 「いくらなんでも、おまえは背負えん!」。今年1月のアリゾナ自主トレ取材で、ソフトバンク・小久保にそう笑われた。標高825メートルのキャメルバックマウンテンへの登頂。その下山途中のことだ。

 伝説がある。巨人からソフトバンクに復帰1年目の07年1月。山登りに同行した取材スタッフが、足を滑らせ骨折した。小久保はそのスタッフを背負ったまま、中腹から下山したという。

 考えただけで身がすくむ。乾いた赤土の山肌は簡単に足を取られる。急斜面もある。「よくやったよね」。本人はこともなげに振り返るが、決死の覚悟がなければ体は動くはずがない。この男気こそが、リーダーとして慕われる要因だ。記者は90キロ。そんな重さなど比べものにならない重圧を常に背負い、幾多の困難という山を乗り越えてきた小久保。そして今、2000安打の偉業にたどり着いた。

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