青木3安打に球団タイ記録4盗塁 1番打者として存在感

[ 2012年6月25日 06:00 ]

<ホワイトソックス・ブルワーズ>3回、二盗を決める青木

インターリーグ ブルワーズ6-8ホワイトソックス

(6月23日 シカゴ)
 ブルワーズの青木宣親外野手(30)が23日(日本時間24日)のホワイトソックス戦で1試合4盗塁の球団タイ記録をマークした。ヤクルト時代を含めても自己最多。疲労蓄積により、下降気味だった打撃も今季4度目の3安打と鋭いスイングが復活した。試合は敗れたものの、1番打者としての存在感をあらためて見せつけた。

 ここ2試合は一度も出塁できなかった青木が、うっ憤を晴らすように躍動した。3回、死球で14打席ぶりに出塁すると、2球目にスタートを切り二盗に成功。「とりあえず出塁して、しかも走れて落ち着いた」。これで吹っ切れた。5回は中前打し二盗。3本目の安打を右前に放った9回も二盗、さらに一、二塁から三塁へ重盗を決めた。

 1試合4盗塁は、04年のポドセドニク以来、8年ぶりの球団タイ記録。日本選手としても、過去2度マークしているイチロー(マリナーズ)に並ぶ最多記録となった。相手の先発アクセルロッドのモーションが大きいことも事前に把握。今季9盗塁とし「きょうは展開的に走っていい場面が多かった」と振り返った。

 青木にとって、メジャーで成功するためのカギが盗塁だった。日本では06年に盗塁王に輝くなど通算164盗塁を記録したが、昨季は8盗塁。そこで昨オフは走塁面の強化に取り組んだ。2月に地元・宮崎で行った自主トレでは無人のグラウンドで塁間ダッシュを1日25本行い、一塁からスタートを切る練習も繰り返した。開幕当初は脚の状態が万全ではなく、初盗塁は5月23日だったが、レギュラーに定着した6月は20試合で7盗塁。「持ち味だと思うし、積極的に次の塁を狙っている」と意欲的に話した。

 スイングにも力強さが復活した。6回は98マイル(約158キロ)の速球を叩き、中越えのエンタイトル二塁打。初めて経験する連戦や移動などで疲労が蓄積していたが、首脳陣からのアドバイスを受け、あえて練習量を減らすことで体に切れが戻った。チームが逆転負けしたため、3安打4盗塁2得点の活躍にも心から喜ぶことはできなかった。それでも青木は自身の打撃については「きのうまでなら、ファウルや空振りとかだったかもしれないが、しっかりできた」と復調を実感していた。

 ▽日米の1試合(9イニング)最多盗塁 大リーグでは近代野球とされる1900年以降では6盗塁が最多。1912年のエディ・コリンズ(フィリーズ=2度)、91年オーティス・ニクソン(ブレーブス)、96年エリク・ヤング(レンジャーズ)、09年カール・クロフォード(レイズ)の4人が達成している。日本も、52年の山崎善平(名古屋)と89年に正田耕三(広島)が記録した6盗塁が最多。

 ≪過去自己最多は3盗塁≫1試合4盗塁は、69年トミー・ハーパー(4度記録)、92年ジョン・ジャーハ、04年にスコット・ポドセドニクに並ぶ球団タイ記録。日本選手ではイチロー(マリナーズ)以来2人目。イチローは04年7月20日のレッドソックス戦、10年8月4日のレンジャーズ戦で記録。青木はこれまでヤクルト時代の06年5月21日のソフトバンク戦(神宮)と、同25日の楽天戦(神宮)で記録した3盗塁が自己最多だった。

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