プロ野球にとって気になる動き 「世界ドラフト」は実現する?

[ 2012年1月13日 09:10 ]

 主力選手の海外流出が続く日本のプロ野球にとって気になる動きが出ている。大リーグ機構と選手会は1月中旬に海外のアマチュア選手獲得について協議する委員会を設置して「世界ドラフト制度」の導入に向けた議論を始める。

 今回の動きの背景には、選手獲得に要する契約金などの費用を抑えたいという大リーグ各球団の思惑がある。現行の大リーグのドラフト会議ではプエルトリコを含む米国、カナダが対象。それ以外の国や地域は自由競争となり、有力選手の獲得には莫大な資金が必要となるケースがある。

 月に2度のペースで検討を重ねる予定だが、法的な問題や有力代理人の反対、キューバ選手の取り扱いをめぐる政治的な要素など実現には多くの障害がありそうだ。

 委員会では現行のドラフト会議の対象選手を世界に広げて行うのか、現行のドラフト会議とは別のドラフト会議を実施するのか、アマチュア選手がプロ契約するのに適正な年齢はいくつなのかといった問題が議論される。日本や韓国などと合意するためには何が必要かなども話し合われる予定だ。

 ただ、日本野球機構(NPB)の関係者は「一筋縄ではいかない問題。時間は相当にかかると思う」と、静観の構えを示している。

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