広島 脱走事件にピリピリ 職員に回覧 寮も“厳戒態勢”

[ 2012年1月13日 08:50 ]

 広島刑務所に約3年半前から服役していた中国国籍の李国林受刑者(40)が脱走したとの報道から一夜明けた12日、広島球団はピリピリムードに包まれた。

 刑務所から約5キロの至近距離にあるマツダスタジアムは厳戒態勢が敷かれ、西へ22キロ離れた大野寮でも新人や若手選手に注意を呼びかけるなど警戒を強めている。

 松田オーナーが「こんな事件は記憶にない」と言う前代未聞の脱走劇。球団は職員に対して迅速に動いた。事件発生直後に(1)単独で行動しない(2)戸締まりを徹底する…などの回覧を回して注意を喚起。ただ、1軍レベルの選手に対しては「個々に動いているのであらたまって話はしていない。個々で注意してもらうしかない」(宮脇チーム管理グループ長)のが実情だ。

 マツダスタジアムでも即座に厳重な警戒態勢を敷いた。警備担当者によると、球場外周に設置された77台の防犯カメラの角度をこまめに変え、周辺に異常がないかをチェック。警備員が常駐する場所には既に犯人の顔写真のコピーが用意されており、広島県警の手配書も入手する予定だ。

 一方、新人が入寮したばかりの大野寮では犯人の侵入を防ぐため、門限の午後10時半に高さ約2メートルの門扉を施錠するなどして対応。ドラフト1位の野村は「気をつけないと」と話し、心配顔を隠さなかった。

 宮脇管理グループ長は「子どもを持つ選手は心配だろう。早く見つけてもらいたい」と話している。

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