公式戦でもあるぞ!坂本、プロ初3番で2安打

[ 2011年2月28日 06:00 ]

<巨・ヤ>5回1死、坂本が左前安打を放つ

オープン戦 巨人3―2ヤクルト

(2月27日 那覇)
 斎藤、田中だけじゃない。同世代の俺を忘れるな。巨人・坂本勇人内野手(22)が27日、沖縄キャンプ最終日に行われたヤクルトとのオープン戦でプロで初めて3番に座り4打数2安打。原辰徳監督(52)の起用に見事に応え、3試合目でチームの今季オープン戦初勝利に貢献した。指揮官は現時点でクリーンアップについて白紙を強調しており、公式戦でも3番を任される可能性が出てきた。

 プロ5年目にしての初3番。それでも、坂本はぶっきらぼうなまでに淡々と振り返った。

 「どこになっても特別変えずにやっています。打つ場所は意識はしていません」

 結果はしっかりと残した。初回1死一塁からヤクルト先発・館山のグラブをはじく強い打球。記録は失策となったが、中堅から右方向へ打ち返す意識が強く出た打席でもあった。原監督は常々「(坂本)勇人と長野を足して2で割った選手が理想型」と口にする。昨年放った171安打中、右方向はわずか13%の23本(本塁打は1)。体を軸回転させてさばく、内角打ちの技術には定評はあるが、課題は外角球をどう中堅から右方向に運ぶか。今キャンプではチーム方針にも掲げられた進塁打、ヒットエンドランの反復練習に加え、2番にも起用されたことで意識改革もされた。引きつけて打つ意識。差し込まれることを恐れずに、昨季よりボール1個か、1個半引きつけて打つように心掛けている。2打席目の中前打は素直に打ち返すセンター返しの基本のような打球。5回の第3打席も引きつける意識がある分、引っ張りながらも遊撃手の頭を越える打球となった。

 4打数2安打。3番・坂本の上々のデビューに、指揮官も「良かったと思います。気分良さそうですしね。チームは生きているし成長している。いろいろと試します」と話した。岡崎ヘッドコーチは「ここまでで2番での適性は分かったので、1度(3番で)使ってみたかった。去年(本塁打を)30本打っている選手だからどこを打ってもおかしくない」と説明。2番だった前日の横浜戦は初回無死一塁で投前に犠打。ただ、打線全体として活気を失ってしまう印象もあるのも確かだ。

 今キャンプを有終の美で飾った坂本だが、ホッとするところはなかった。「ケガなく終われたことが収穫。これからもケガをしないようにやっていきたい」。何番でも期待に応え続けるためにも、止まっている時間はない。

続きを表示

この記事のフォト

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2011年2月28日のニュース