やっちまった…松井、遅刻で初4番に“猛省”

[ 2011年2月28日 06:00 ]

紅白戦の1回2死一塁、3番で出場予定も打席に間に合わず4番で打席にたった松井は一ゴロに倒れる

アスレチックス紅白戦 紅組0―2白組

(2月26日 フェニックス)
 何ともバツの悪い初4番だ。アスレチックスの松井秀喜外野手(36)は26日(日本時間27日)、紅白戦に出場したが、試合開始に気づかずに室内で自転車をこいでおり遅刻。当初は3番・DHで先発予定だったが、慌てて駆けつけた時は既に2番打者が打席に入っていたため、準備する時間が必要との首脳陣の配慮で4番に変更となった。肝心のバットも2打数無安打と不発で、巨人時代から遅刻癖があった松井も猛省していた。

 こんなシーン見たことがない。初回無死一塁。2番ウィリンハムが打席に入っても、ネクストバッターズサークルに3番・松井の姿はなかった。本塁後方の防御ネット越しに観戦していた首脳陣、ネット裏の報道陣の間でもざわめきが起こる。

 松井はどうした――。その時だ。背番号55が猛スピードでベンチ内を駆け抜けてくる。慌ててヘルメットを手に取り、グラウンドに出たが、すぐに首脳陣がストップ。「無理するな。次(の打順)でいい。しっかり準備してくれ」。ゲレン監督とジョエル・スキナー・ベンチコーチが声をそろえ、4番のラローシュとの打順変更を指示した。

 「まだ始まらないと思って、準備運動のつもりで(室内で)自転車をこいでいた。そうしたら(通訳に)“次だよ”っていきなり言われて…」。松井は遅刻の真相をこう説明した。

 確かにメジャーの紅白戦は、日本とは違って試合開始時間もアバウト。予定では正午スタートとなっているが、24日も始まったのは午後0時20分すぎだった。「3番は知っていた。全然プレーボールしそうな雰囲気じゃなかったから、ゆっくりやっていた」と松井。この日は0時10分すぎに試合が始まり、指揮官は「予定より2、3分早く始めたから、準備していた松井には申し訳ないことをした」と謝罪したが、当の松井は「気を使ってくれているのでしょう。普通だったら怒られる」と頭をかいた。

 これには前段もあった。なるべく早く2打席立たせようという同ベンチコーチの配慮から、最初は1番での起用が提案されていた。だが、ゲレン監督が「説明するのに15分ほどかかる。3番にしよう」と却下。1番が3番に、そして遅刻により4番となった。

 ならばバットで、と気合十分で試合に臨んだが、一ゴロと三ゴロで快音は響かず。名誉挽回とはならなかった。次の実戦は、自身のオープン戦初戦となる28日(日本時間3月1日)のエンゼルス戦。古巣相手に4番に座る可能性もあったが、思わぬ形で4番お披露目となってしまった。

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