“イチ流”亀井王手弾!原巨人さあ決めるぞV3!

[ 2009年9月23日 06:00 ]

<巨・中>6回1死一塁、亀井は右越え24号決勝2ランを放つ

 原巨人がリーグ3連覇に王手をかけた。巨人は22日、亀井義行外野手(27)が6回に24号2ランを放ち、2位・中日を2―0で下した。チームは6連勝で貯金は今季最多の41。ライバル中日に連勝し、優勝マジックはついに「1」となった。23日に勝つか、引き分ければ、原辰徳監督(51)が本拠地で宙に舞う。

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 【巨人2―0中日】もう手が届くところまできた。今季5度目の6連勝でV9時代以来のリーグ3連覇に王手。ファンもただの1勝ではないことは分かっていた。試合後、ナインとともに一塁ベンチ前に整列した原監督は、興奮と期待が入り交じった地鳴りのような大歓声を受け止めた。
 「シーズンは長丁場で来て、あす(23日)勝てば(優勝)となるが、戦い方は変わるかと言えば変わらない。明確な目標はあるので、味わいながら、地に足をつけて戦えればいい」。一喜一憂することなく地道に白星を積み重ねた原監督は、マジック1となった試合後の会見で初めて優勝への決意を語った。
 マジック5で迎えた2位・中日との直接対決。前日は谷の2連発などで先勝した。この日は防御率リーグトップのチェンに5回まで無得点も、6回1死一塁で亀井が右翼席に24号2ラン。原監督が7月に外野から一塁にコンバートして5番に据えた若武者が、試合前まで8打数無安打だった左腕に一発を見舞った。8月上旬は5本のV打を量産したが、同月下旬には28打席無安打の不振。それでも5番で起用され続けた亀井は「優勝して監督に恩返しをしたい。88回(原監督の背番号)胴上げしたい」と笑った。
 昨年12月、原監督はWBC日本代表候補に実績のない亀井を入れた。2月の宮崎合宿中に同じ外野手のイチローから“何かを学んでほしい”という思いがあった。亀井はシート打撃で松坂から安打を放つなど結果を残して代表入り。「亀井はイチローを間近で見られたことが大きい」と成長に目を細める。米国ラウンドでは緊張気味のナインに「イチローは打席の前に屈伸をする。あれも地に足をつける方法。気を落ち着け力に変えることが大事」と語った。この日、カウント2―2から外角直球を見送った亀井は打席を外して屈伸。スライダーに体勢を崩されそうになりながら放った決勝弾は、その直後に生まれた。指揮官は「足、小技、高打率に長打もある。今までにはいない5番」と称賛した。
 23日は本拠地でV3の胴上げのチャンスだ。今季は中日に5年ぶりのシーズン勝ち越しを決め、10ゲーム差をつけた。いよいよゴールを迎える原監督は「自然と気持ちも体も動くでしょう」と“ムチ”を入れるつもりもない。振り返っても、ライバルの姿は見えない。あとはゴールテープを切るだけだ。

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