手術から丸1年松井秀、残り10試合で4本打てば“更新”

[ 2009年9月23日 16:58 ]

 【ヤンキース6-5エンゼルス】2試合連続の一発は、右翼席中段まで伸びた。ヤンキースの松井秀が28号ソロ本塁打。4―0の五回、先頭打者でサンタナの速球をとらえ、貴重な追加点をたたき出した。

 過去の対戦で11打数1安打と苦手にしていた右腕に対し、フルカウントまで球を見極めて豪快に振り抜き「甘い直球が真ん中に来たのでラッキー。しっかり打てたと思う」。チームは終盤に追いつかれながらも競り勝ち、2年ぶりのプレーオフ進出を果たした。
 ここ6試合で4本塁打と大当たり。左飛に終わった七回も外角低めの難しい変化球をフェンスぎりぎりまで飛ばし、好調さを示した。残り10試合で自身2度目の30本塁打、2004年の自己最多の31本塁打の更新まで視野に入った。
 くしくも22日は昨年、左ひざの手術を受けた日。復活を期した日から丸1年がたった。松井秀は「1年は早いなという感じ」。今季は中軸としてチームを地区優勝へ引っ張っている。
 チームはプレーオフ進出を決めた試合後、特別な祝勝会を行わなかった。松井秀は「選手全員が地区優勝と思っている。まずはそれに向かって頑張っていく」と力を込めた。(共同)

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2009年9月23日のニュース