原監督 現役引退時にはゴルフ界転身の夢も…

[ 2009年9月23日 18:22 ]

 巨人の原辰徳監督は、現役を引退した時、50歳でゴルフの米シニアツアーに挑戦する夢を抱いたという。しかし現実はそうはいかなかった。3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表の2連覇を導き、7月に51歳になった今季はセ・リーグ3連覇も成し遂げた。

 プロも驚くゴルフの腕前も、自らをはぐくんでくれた野球のユニホームを着続ける魅力にはかなわなかった。指導者として年輪を重ねた手腕を発揮し「WBCも巨人も全力でやる」の決意を最高の結果で体現した。
 WBCの監督選考が難航した末、自身に就任要請が届いた。球界やファンを失望させてはいけないと二つ返事で受諾。大役にも「自分から手を挙げたのではない。目の前に敷かれたレールの上を走ればいい」と過剰に気負うことはなかった。冷静沈着な采配で一流選手を操ってみせた。
 むしろ「重圧を感じている」と漏らしたのは巨人を率いる方。長丁場の戦いを制するには、選手の力量や状態を的確に把握することが不可欠。WBC期間中でも毎日、携帯電話の電子メールで届くチームの報告書に目を通した。それだけにWBCの歓喜とは比較できない達成感に包まれる。
 産業能率大が今春、新入社員を対象に行った「理想の上司」調査で、昨年の得票なしから堂々の2位に躍進した。若々しさを保ち、なおかつ組織を束ねる能力を随所に発揮となれば、“原辰徳株”は今もなお上昇しているに違いない。明子夫人との間に1男。神奈川県出身。

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