またヤクルト救った高木様!カーブでカープ斬り! (1/2ページ)

[ 2009年9月23日 06:00 ]

<広・ヤ>被安打4のプロ初完封勝利。ウイニングボールを手に笑顔の高木

 【ヤクルト3―0広島】もう足を向けては寝られない。16日の横浜戦(横浜)でプロ初勝利を挙げたばかりのヤクルト・高木が、無四球でプロ初の4安打完封勝利。激しいCS争いの中でチームの連敗を4で止め、再び4位タイに浮上。26歳右腕が“高木様様”の活躍だ。

 「うれしい。負けられないと思って、打たれないことを信じていきました。最後はあと3人という気持ちで1人1人、1球1球と投げました」
 プロ初勝利もチームの連敗を9で止めた“連敗ストッパー”だ。高田監督も「石川、館山でも勝てない一番大変な時だし、きのう(21日)は嫌な負け方をしていたから。本当によくやった」と久しぶりに笑顔を見せた。
 カーブでカープを倒した。前日3安打4打点のフィリップスには4打席中、3打席をカーブで打ち取った。115球のうち40球も多投。フルカウントになったのは、わずか2打席という制球力を盾に、簡単にカウントを稼いだかと思えば、27アウトのうち12個をカーブで仕留めた。4回2死二塁では、愛媛・宇和島東で高校通算30本を放った打撃力で左前打を放ちプロ初安打もマーク。初物づくしに「先っぽでしたが良かった」と笑った。
 初完封のウイニングボールは、初勝利時と同様にガイエルが“偽物”をスタンドに放り投げてみせ、ナインにも笑顔が戻ってきた。これでチームは3位・阪神に0・5ゲーム差。救世主が現れたヤクルトが崖っ縁からよみがえってみせる。

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2009年9月23日のニュース