中日 屈辱的幕切れ…落合監督「見くびるな」

[ 2009年9月23日 18:44 ]

2回、巨人・谷佳知(8)に先制ソロを打たれ、元気のない中日ベンチ。左端は落合監督

 【中日3-5巨人】グラウンドに広がった歓喜の輪を中日ナインが見つめる中、落合監督は足早にベンチ裏へ消えた。前半戦を終えて「あとは監督の腕の見せどころ」と豪語した指揮官にとっては、最も屈辱的な幕切れとなった。

 分岐点は2・5ゲーム差で迎えた8月25日からの巨人3連戦だった。チェン、川井、吉見の3本柱をぶつけながら3連敗し、チームは覇気を失った。チーム関係者は「24日の練習は控え組中心だったし、特別なミーティングもなかった。巨人とは精神的な面で差があった」。この日も常に先手を取られる展開で、ファンからは「気合を入れろ」の大合唱が起きた。

 かつて、クライマックスシリーズを「敗者復活戦」と形容したはずの落合監督は「これから本当の戦いが始まる。見くびるな」と開き直って言い放った。体勢を立て直し、短期決戦で一矢報いることはできるだろうか。

 ▼中日・落合監督 (ペナントは)取れなかった。ただそれだけ。これから本当の戦いが始まるんだ。この状況があと3週間続くと思うか?見くびるな。

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2009年9月23日のニュース