トヨタ自動車、主将・北村がダメ押し2点打 「泥くささ」と「凡事徹底」でチーム立て直す

[ 2022年11月10日 06:00 ]

社会人野球日本選手権 決勝   トヨタ自動車8─1NTT東日本 ( 2022年11月9日    京セラD )

<トヨタ自動車・NTT東日本>8回、トヨタ自動車・北村は左前に2点適時打(撮影・北條 貴史)
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 主将の一打が勝負を決めた。トヨタ自動車は2点優勢の8回。1死二、三塁から徳本健太朗が申告敬遠され、満塁で北村祥治に打席が回った。カウント2―2からの6球目。外角スライダーをとらえると、左前への2点適時打となった。

 「まさか申告敬遠で(まわって)くるとは思っていなかったので、ちょっと驚いた。僕と勝負してくれるということで、正々堂々と勝負しようと思って打席に立ちました」

 打てばヒットだった。初回の中前打を皮切りに、4安打1死球で全5打席出塁。打率.350で大会を終え、三塁手の優秀選手にも選出された。

 今季から主将に就任。強いチームを取り戻すべく、自らも含めナインに「泥くささ」と「凡事徹底」を求めた。都市対抗2年連続初戦敗退からの再出発。優勝インタビューでは「頼りになる仲間に恵まれた」と涙に暮れた。

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2022年11月10日のニュース