楽天の育成出身右腕・宮森は倍増以上の年俸1000万円で更改も「もともと欲がないので…」

契約更改を終えて取材に応じた楽天・宮森（代表撮影）
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　楽天のルーキー右腕・宮森智志投手（24）が10日、仙台市の球団事務所で契約更改交渉に臨み580万円アップの年俸1000万円でサインした。

　四国IL・高知から21年育成ドラフト1位で入団。7月末に支配下登録されると、8月2日のロッテ戦でプロ初登板。デビューから22試合連続無失点というプロ野球タイ記録を樹立するなど、26試合に登板して1勝1敗、7ホールド、1セーブ、防御率1・54という好成績を残した。

　入団時に230万円だった年俸は、支配下登録時に420万円に。初の契約更改では倍増以上の大幅昇給となったが「一つの区切りである4桁に乗ったのは良かった」としつつも「もともと独立リーガーなので、浪費したいという欲もないので…。今まで通り過ごしたい」と冷静だった。

　2年目は50試合登板を一つの目標にしており「登板数だけでなく良い成績を残すことが大事。1年間フルで1軍の戦力になって、優勝に貢献したい」とキッパリ。独立リーグ、育成選手からはい上がってきた苦労人のシンデレラストーリーはここからが本番だ。