阪神・西勇、にじみ出る猛虎愛「若い子と、優勝をみんなでしたい」 残留会見で後輩育成に言及

[ 2022年11月10日 05:15 ]

阪神残留を決めた西勇
Photo By 代表撮影

 今年8月に海外FA権を取得していた阪神・西勇輝投手(32)が9日、西宮市内の球団施設で会見を行い、権利を行使した上で残留することを表明した。契約金は4年総額12億円(金額は推定)。V奪回を宣言するなど、言葉の端々から猛虎愛がにじみ出た。

 「若い子と、優勝をみんなでしたい気持ちも強い。強い気持ちを持って(優勝を)宣言することで、自分にもプレッシャーになる」

 加入した19年からの4シーズンすべてで規定投球回数をクリア。虎投を支えてきたものの、頂上からの景色はまだ目にしていない。奪冠へと導く自身の奮闘もさることながら、伸び悩む後輩育成の一助にもなる気概を示す。「自分の目についたこと、伝えてあげたいと思うことがあれば伝える」。当然、自身も負けじと上を目指す。成長曲線を止めるつもりはない。

 「契約の最後の年まで平然とローテーションで投げて“西さん9年連続で(規定投球回数)投げたんだ”と思われるくらい、普通にケガなくやりたい」

 会見にはタテジマを着用して現れた。きょう10日に32歳を迎えた背番号16。決意を新たにする場にふさわしい姿だった。(八木 勇磨)

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2022年11月10日のニュース