阪神・平田2軍監督「いや~うれしい」虎弟連覇 前川の初3安打には「まるでイチローだよ」

[ 2022年10月1日 05:15 ]

ウエスタン・リーグ   阪神6―2広島 ( 2022年9月30日    由宇 )

<ウエスタン 広・神>快勝しナインを出迎える平田2軍監督(右から2人目)
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 阪神2軍が9月30日、2年連続18度目のウエスタン・リーグ優勝を決めた。マジック2で迎えた広島戦(由宇)に6―2で勝利。同2位のソフトバンクが中日に敗戦して連覇が決まり、平田2軍監督は喜びの声を上げた。「いや~、うれしい! 9月から絶対に2連覇するんだと選手にプレッシャーをかけてきた。その中で本当に選手がビビることなく、伸び伸びとプレーしてくれたのがうれしい」

 故障者や新型コロナウイルス感染者の続出で、一時は野手9人態勢、そのうち捕手登録が5選手という試合も強いられた。それでも「いろんなポジションが経験できることはプラス」と前向きに捉え、成長を促してきた。この日の試合ではドラフト4位・前川が初回1死二塁で大道から左翼へ先制の適時二塁打を放つなど、プロ初の3安打と固め打ち。上半身のコンディション不良から9月13日に復帰し、実戦12試合で打率.395(38打数15安打)、3本塁打7打点と躍動する高卒ルーキーに指揮官は「後半に出てきて、非常にスパイスが効いた存在となった。(7回に2球で追い込まれながら放った左前打は)まるでイチローだよ。(今後が)ますます楽しみ」と大絶賛した。

 10月8日に迎えるイースタン・リーグを制覇した楽天とのファーム日本選手権に向けては「2年連続日本一、これしか頭にない。ここで選手たちがまた一段と成長するのを楽しみにしている」と力を込めた。(阪井 日向)

 ▼阪神・前川 (プロ初の3安打にも)凡打が2つあって両方とも三振で、自分の中でももっとできることがあったんじゃないかと。3本打てたことはとても良かったですけど、後2つの内容をきょうは反省したい。1年目ですけど、優勝争いをしている中で試合に出させてもらっている。貢献しないといけない気持ちで1打席1打席挑んでいます。

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2022年10月1日のニュース