【ダルビッシュ一問一答】メジャー自己最多17勝目逃すも、リーグトップ25度目QS「できれば7回は…」

[ 2022年10月1日 15:54 ]

ホワイトソックス戦に先発したパドレス・ダルビッシュ(AP)
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 パドレス・ダルビッシュ有投手(36)が9月30日(日本時間10月1日)、本拠地でのホワイトソックス戦に先発。6回8安打3失点と粘りの投球で試合をつくったが、打線の援護に恵まれず、メジャーでは自己最多となる17勝目は挙げられなかった。それでもメジャー屈指の安定感は披露。今季30度目の先発登板で、クオリティースタート(6回以上、自責3以内)はリーグトップの25度。持ち味は存分に出し尽くした。今季の成績は16勝8敗、防御率3・10となった。

 試合後の一問一答は以下の通り。


 ――3年ぶりのホワイトソックス戦。

 「体があんまり動きも良くなかったし、球のキレもあんまり良くなかったんですけど、その中でピンチも結構多かったですけど、なんとか我慢してというピッチングでした」

 ――今日のボールの精度は。

 「大きいスライダーは良かったと思いますね。ただ真っすぐはあんまりコントロールできていなかったですし、ツーシームは良かったんですけど、フォーシームがここという時にストライクがとれなかったりとか、そういうところですね」

 ――チームは勝てなかった。

 「ネガティブなことを言っても仕方ないですし、自分のベストは6、7回投げるとかでなくてゲームが終わったときにチームが勝っているのがベストだと思うので、それができなかったというのが悔しいです」

 ――今回の先発はいつ言われたのか。

 「元々はドジャース戦(29日、日本時間30日)に投げる予定だったんですけど、ドジャース戦2戦目かな、試合直前くらいに1日遅れるということだったので、いつも2日前に下半身のトレーニングをするんですけど、それを2日連続で、軽めにですけど、そういうアジャストはしなきゃいけなかったですけど、難しくはなかったです」

 ――次は最終戦になるか、ポストシーズンか、難しいところ。

 「そうなんですよ。前回もそうなんですけど、今回も登板の一番難しかったのはギリギリまでホワイトソックスを見ていないというところだったので、勉強の部分ですね。本当に1日半しかなかった。次はジャイアンツなので、ジャイアンツは大体覚えているからジャイアンツを見ながら、次のアトランタなのか、ニューヨークなのか、もし僕らがいけたらの話ですけど、そこを見なきゃいけない。そこの頭の部分では難しいかなと思います」

 ――次回登板がまだある可能性にもかかわらず、すでにキャリアで2番目に長い投球回。

 「それは嬉しいですね。今年の春から自分の役割は何かというところで、その役割にアジャストした投球をしたいということだった。それが長いイニングを安定して投げるということだったので、それがイニングについてきている。嬉しいことは嬉しいですね」

 ――25度目のクオリティ・スタート。要因は。

 「なるべくストレスを溜めない、というところもあるし、いつも言うように相手打者の勉強をちゃんとすることがすごく大事。でも、クオリティ・スタートって6回3失点なんで、6回3失点ではなかなか勝てないんですよ。やっぱり中継ぎが3イニング行かなきゃいけない。そういう意味でもチームにとっても、マックスで6回だときついところがあるので、勝つというより1年を通してチームを助ける意味ではあるけど、勝てるかといえば難しいところ。だから、できれば7回は投げたいなと思います」

 ――ドジャース3連戦中の先発日変更。どう感じたのか。

 「いつも言うように僕はドジャースに投げたい。前回のコロラドの後もドジャースやっときた、しかもホームで、と。でもそう言うこともあるけど、今はチームが一番大事なこと、プレーオフにいくこと、僕のことではないので、最初はああ、とは思ったけど、やっぱりそうじゃない、僕はプロだから、ファンであったり、チームが求める仕事をこなすだけだった。そこはちゃんと切り替えていきました」

 ――ホームランは高めに投げるスライダー、最近投げ始めたものだった?

 「そうです。ヒメネスはもともとスライダーをめちゃくちゃ打つ。小さいスライダーも、大きいスライダーも、インゾーンはとにかく打つことはわかっていたのですが、その前の打席でアブレイユ、彼もスライダーめちゃくちゃ打つんですが、あのスライダーをアブレイユは引っ掛けてサードゴロ打ったから、ヒメネスもひょっとしたら、と投げたけど、あれは曲がりがすごく少なくて、一番真ん中に残ってしまった。本人が一番打ちやすい球を投げてしまったな、という感じです。あれは自分のミスですね」

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