西武・辻監督が8回に水上、平良を「同時投入」した理由とは…「可能性があるのであれば…」

[ 2022年10月1日 23:47 ]

パ・リーグ   西武3―1ソフトバンク ( 2022年10月1日    ベルーナD )

8回、打者1人を抑え、平良(61)にマウンドを託して降板する西武・水上
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 西武・辻監督が8回に水上と平良を同時投入した真意を語った。最優秀中継ぎ投手のタイトルはホールドと救援勝利を足したホールドポイントで争うもので、試合前時点で水上が34で平良が33。辻監督は「今年ここまで頑張ったのは投手陣。そこは可能性があるのであれば、獲らせてあげたいなと。2人ともホールド取れるのだったら」という思いだった。水上が柳町を空振り三振に抑えると、平良に交代。平良も周東を二ゴロ、三森を空振り三振に抑え、2人ともホールドを記録した。

 これで水上はリーグトップの35ホールドポイントとし、最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得することが決まった。残りは1試合。34の西武・平良と楽天・西口に上回られる可能性がなくなった。今季は西武、楽天ともに残り1試合で、単独での獲得か、3人での同時受賞か注目が集まる。

 優勝の可能性はすでに消滅している。そこで、CSに先発する可能性のある松本を7回無失点ながら交代させて継投策に入った。辻監督は「優勝がかかってたら、そういうことできないよ。それはそういう位置(3位が確定)にいるからね。ここまで頑張ってきた投手陣に獲らせてあげたい」と親心をのぞかせた。水上については「凄いうれしそうだったよ。もう非常に頑張ってくれました」と指揮官もうれしそうだった。

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2022年10月1日のニュース