履正社が8強進出 好投の増田「序盤はどんどん三振を狙って、中盤以降はリズム良く」

[ 2022年10月1日 14:53 ]

高校野球秋季大阪大会 5回戦   履正社6―1興国 ( 2022年10月1日    大阪シティ信金スタジアム )

好投した履正社・増田
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 履正社の左腕・増田壮が5安打1失点9奪三振の好投を見せ、8強進出を決めた。

 「序盤はどんどん三振を狙って、中盤以降はリズム良く打たせて取ることを心がけました」

 言葉通り、3回までに6奪三振。直球とスライダーで凡打の山を築いた。

 成長の糧としているのが、今夏の大阪大会決勝・大阪桐蔭戦だ。2年生ながら先発のマウンドを託されたが、4回途中7安打5失点で降板。チームは0―7で敗れた。

 「追い込んでも食らいついてきた。他の高校を抑えられても、大阪桐蔭に勝たなければ甲子園には行けない。それからは、隙を見せず完璧に打ち取ることを目指しています」

 最速は140キロ。1メートル71と上背はないが、昨秋、今春と背番号1をつけた経験豊富な左腕だ。大阪桐蔭に敗れてからは重いメディシンボールやボックスジャンプを用いて瞬発力を強化。今秋は再び背番号1に返り咲いた。

 多田晃監督もエースの好投を称えた。「ストライク先行の良いピッチングをしてくれた。チームは1試合1試合成長している。この勢いで勝ち抜いていきたい」。19年以来となる選抜へ向け、増田が好投を続ける。

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2022年10月1日のニュース